今年もさまざまなタイプのドライバーが発売され話題となっているが、今回は最新48モデルを6タイプに分類。その中からタイプ別のイチ押しモデルを、ギアに精通するプロゴルファー・飯沼大輔の視点で選んでもらった。
【写真】『R7 Quad Mini』と『ST-MAX 230 LITE』は飛距離&寛容性が高評価だった!
◇ ◇ ◇48モデルは大きく6タイプ(【タイプ1/ロースピン】【タイプ2/スタンダード】【タイプ3/高慣性モーメント】【タイプ4/軽量】【タイプ5/つかまり重視】【タイプ6/ミニドラ】)に分類される。重心距離が長い大型ヘッドを打って振り遅れている人には、タイプ6の『ミニドラ』タイプがオススメ。その中で飯沼が推すモデルは、テーラーメイドの『R7 Quad Mini』だ。「中・上級者にはミニドラをサブとして考える人もいますが、『R7 Quad Mini』は飛距離、方向性、操作性のすべてがハイレベルで、メインとして全てのティショットで使えます」(飯沼)『R7 Quad Mini』のメリットはそれだけではない。「スピンの利いた高弾道ボールが打てるシャローフェースなので、芝の上から打つセカンドショットでもタテ距離を合わせてグリーンを狙えますね」(飯沼)また、ヘッドスピードが40m/s以下のゴルファーがスピーディーに振り切れるのが、タイプ4の『軽量』タイプ。その中で飯沼はミズノの『ST-MAX 230 LITE』を推す。「軽量モデルはどうしてもスピン量が増えがちですが、このクラブは速く振っても低スピンで飛びます。シャフトも長さを感じにくく、自然とヘッドスピードが上がります」(飯沼)『ST-MAX 230 LITE』は、軽量モデルには珍しくシャフトのしなりが少なく、スピーディーに振り切れる仕様。速く振ってもヘッドがついてくるのでヘッドスピードを上げやすいというから、一度試してみてほしい。【タイプ1/ロースピン】浅重心設計で、パワーアスリートが叩いてもスピン量が増えず、強弾道で大きく飛ばせる。【タイプ2/スタンダード】重心バランスにクセがなく、幅広いスイングやヘッドスピードに対応する。【タイプ3/高慣性モーメント】深重心設計でスイートエリアが広く、打点のズレに強い。【タイプ4/軽量】ヘッドスピードが40m/s以下の人はスピーディーに振り切れる軽量タイプを選ぼう。【タイプ5/つかまり重視】フェースが開きにくいモデルを選ぶことで、スライス回転を抑え、飛距離と方向性をアップできる。【タイプ6/ミニドラ】20年以上前に主流だった体積300cc前後のミニドライバーが再び人気。重心距離が長い大型ヘッドで振り遅れがちな人には試す価値がある。■試打・解説 飯沼大輔いいぬま・だいすけ/ 1978年生まれ。2015年プロ入り。正確なショットに定評があり、2017年に神奈川県オープン優勝。現在は「Accuracy Golf Studio」を主宰している。◇ ◇ ◇人気ドライバーを調査。 関連記事【最新なのに飛ばないのはクラブが合ってないせい? タイプ別『飛ぶドライバー』48モデル診断を公開! 】ではその秘密を深掘りしています。
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