ラウンド前に準備運動を行うゴルファーは多いと思いますが、それが『静的ストレッチ』ではあまり意味がありません。朝イチに行うべきは、血流を良くして筋肉の温度を上げる『動的ストレッチ』。筋肉をほぐしながら“振れる”体を作れ、ケガの予防にもつながります。
【写真】スタート前にやってみて! クラブを持ち上げてのび〜が前傾キープに効く
では実際にどんな『動的ストレッチ』を行ったらいいか。肩周りの筋肉が硬い人には特に実践してほしいストレッチを紹介します。クラブを使って上体を伸ばしたり倒したり回すことで、スムーズなスイングが可能になり、朝イチからナイスショット連発です。■ストレッチ1クラブを持って上体を上に伸ばす片足を前に出したら両手を下げてクラブを持ち、真上に上げます。胸、背中が伸びる感覚があればOKで、これを上下3回行ってください。胸が伸び縮みしやすくなり、スイング中の前傾キープに役立ちます。
■ストレッチ2両足を交差して上体を左右に倒す右足を左前に出した状態から、両腕を上げて上体を右に倒します。次はその逆。両ワキの筋肉を伸ばすメニューです。両ワキを縮める動きにもつながり、伸び上がりを防げます。左右2回ずつ行いましょう。
■ストレッチ3クラブを胸の前に持って上体を回す両足を広げたままクラブを胸の前に持ってきてスイングのように上体を回します。左右3回ずつ行ってください。腰部分やお腹周りの筋肉が伸びるので、軸を保つことができ、スエーのミスを減らせます。
解説/菅原 賢すがわら・けん/1975年生まれ。2002年からJGTO帯同トレーナーとして、多くの男子プロを担当。その後はトップ女子プロもサポート。東京都の「トータルゴルフフィットネス」を主宰。◇ ◇ ◇1位〜10位にランクインしたのは?→関連記事【一緒にお酒を飲みたい女子プロランキング! 小祝さくらに渋野日向子……盛り上げ上手は誰だ?】
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