<アムンディ・エビアン選手権 最終日◇13日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504ヤード・パー71>フランスで開催された海外メジャーでは、日本勢8人が決勝ラウンドに進出。一時は吉田優利が優勝争いに絡むなど奮闘を見せたが、最終的にトップ10入りはならず。これにより今季開幕戦から続いていた日本勢の連続トップ10入り記録は『17試合』でストップした。
【写真】こんなに違うんだ! 渋野日向子らの打痕を見比べてみた
昨年大会は古江彩佳が制覇。メジャー昇格前の1997年に小林浩美、2009年と11年には宮里藍が優勝するなど、日本勢にとって相性の良い大会として知られていたが、今年は苦戦を強いられる結果となった。それでも、今季の日本勢の活躍は目覚ましいもので、米メディアも注目。そんな“なでしこ旋風”をここで振り返ってみよう。開幕戦は過去2年間の優勝者だけが出場を許される「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」。ここでツアールーキーの竹田麗央がトータル11アンダー・8位タイと堂々の成績でデビュー戦を飾った。トッププレーヤーがそろう中でも、物怖じせずに4日間アンダーパーを並べた姿はさすがの一言だ。2戦目の「ファウンダーズカップ」では山下美夢有が4位タイ、勝みなみが7位タイフィニッシュ。3戦目の「ホンダLPGAタイランド」では岩井明愛がし烈な優勝争いの末、2位に入ったのも記憶に新しい。中国開催の「ブルーベイLPGA」では、竹田がツアールーキーとして初優勝(通算2勝目)。さらに古江が3位、西郷真央が5位、山下と畑岡奈紗が8位で終えて、今季最多となる日本勢5人がトップ10に入った。さらにメジャー初戦「シェブロン選手権」では西郷真央がツアー初優勝。「全米女子オープン」では竹田、西郷、渋野日向子がトップ10入りを果たし、「リビエラマヤオープン」では岩井千怜が初タイトルを掲げた。今季は日本勢12人が米ツアーを主戦場にしているが、そのうち10人がトップ10入りを記録。竹田は日本勢最多の6回、西郷と山下はそれぞれ5回と、いずれもトップ10入り率35%以上という高い安定感を示している。年間女王を争うポイントランキングでは竹田(3位)、西郷(6位)、古江(13位)、岩井千怜(14位)がトップ20。新人賞争いでは上位6人中5人を日本勢が占めるなど、その存在感は際立っている。今季も折り返し地点を過ぎたが、連続記録が途絶えたなでしこたちも、ここから仕切り直し。2週後のスコットランド大会から、日本のヒロインたちがリスタートを切る。【日本勢のトップ10回数ランキング】竹田麗央:6回(35.29%)西郷真央:5回(38.46%)山下美夢有:5回(35.71%)古江彩佳:3回(17.65%)馬場咲希:3回(27.27%)岩井明愛:3回(21.43%)畑岡奈紗:2回(15.38%)勝みなみ:2回(14.29%)岩井千怜:2回(14.29%)吉田優利:1回(7.69%)渋野日向子:1回(6.67%)
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