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メジャー2勝目へ西郷真央は“スーパーイーグル”で『67』 「まずまずのスタートダッシュ」

<アムンディ・エビアン選手権 初日◇10日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504ヤード・パー71>今年4月の「シェブロン選手権」に続く、2つ目のメジャータイトル制覇へ、西郷真央が好スタートを切った。1イーグル・2バーディの「67」。ホールアウト時点の順位は4位タイという一日を終えた。

【写真】なぜ西郷真央は安定感抜群なの?

10番からスタートしたが、序盤はなかなかバーディパットが決まらない展開。15番でようやく初バーディが来たが、「チャンスホール」と位置づけた前半18番では2打目が池に飛び込むピンチに。打ち直しの4打目も5メートルと寄せきれなかったが、これをねじ込みパーで切り抜けた。ラウンド後に応じた中継局WOWOWのインタビューでは、ここに象徴されるように、「あまりいい流れではなかったけど、しっかりパーセーブを積み重ねながら。バーディパットを外しても気持ちを切り替えてできていたので、まずまずのスタートダッシュかなと思います」と及第点を自らに与える。今年の「KPMG全米女子プロ選手権」を制したミンジー・リー(オーストラリア)、そして「全米女子オープン」覇者のマヤ・スターク(スウェーデン)との、メジャー女王組に入った。これについては「特に意識したことはない」と振り返る。「あまり得意なコースではないので、自分が積み重ねてきたものをしっかりと発揮できるようにと考えながらプレーしました」。とにかく目の前の一打に集中し続けた。後半に入り4番では見事なチップ・イン・バーディ。そして迎えた7番パー5で、スーパーショットが生まれる。フェアアウェイからの2打目。「ミンジーがアイアンで打って、(グリーン)手前からかなり転がっていたので」と、当初予定していた7Wから4UTに握り替える機転が生きた。思惑通り、手前から転がったボールはピン奥1メートルへ。カップをかすめ、もう少しでアルバトロスか、という一打になった。「ジャッジがうまくハマって、ストレスなくイーグルパットが打てたのでよかったです」と、うなずく一打からイーグルを奪った。「ロングパットも、しっかりストレスなく寄せられたところも多かったし、難しいホールでも次に行きやすかった」。序盤のモヤモヤを払拭しながら、好スタートを切った。「チャンスホールの18番、9番(ともにパー5)と取りたいところで取れなかった。そこが明日以降への課題になる」。もちろん自分への注文も忘れない。「コースは傾斜が多いので、ちょっとのミスでラフに行きやすい。自分のミスを許しながら精度を上げたい」。古江彩佳が連覇を目指す大会で、そのライバルに名乗りをあげる。

<ゴルフ情報ALBA Net>

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