<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇8日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504ヤード・パー71>竹田麗央にはちょっぴり気になることがある。今大会を中継するWOWOWの現地解説を務めるのが、叔母・平瀬真由美であることだ。
【写真】竹田麗央と叔母・平瀬真由美のスイングに共通点はある?
“画面越し”では今年も多くの試合を解説しているが、実際に生で会うのは昨年11月の日米共催「TOTOジャパンクラシック」以来になりそう。竹田はそのTOTOを制し、米ツアー切符を獲得。それに平瀬は「(今の実力で)通用する、通用しないではなくて、イチからやり直すくらいのつもりでやってほしい。武者修行みたいな気持ちでトライしてほしい」とエールを送っていた。そして、一回りも二回りも大きく成長した姿を見せることになる。「めちゃくちゃひさしぶりに会います。(解説されるのは)だいぶ慣れました(笑)」。きょう8日(火)に現地到着予定の叔母に会うことを、楽しみにしている。山下美夢有とペアを組んだ「ダウ選手権」を終えて、1週間のオープンウィークがあったが、実質休めたのは4日間ほど。地元・熊本では2日間を過ごした。「カツサンド、お饅頭、ラーメンとか…。熊本では家ですき焼きをやったりしました」と日本食にも舌鼓を打った。「もうちょっといたかったです(笑)」というのも本音だが、「美味しいものをたくさん食べられたので楽しかった」とリフレッシュできたようだ。渋野日向子と一緒にプレーするなど、すでに計1ラウンドをこなした。初出場だった昨年は55位タイ。「雨の影響でグリーンが軟らかい。ラフが長かったりグリーンの傾斜は強い」とコースの印象を話す。ランが出ない分、ロングヒッターが有利にもなりそうだが、「フェアウェイがところどころ狭いので、しっかりフェアウェイキープすることが大事になる」ということを見据えている。メジャーは今季4試合目。「全米オープン」では優勝争いのすえ2位、「全米女子プロ」は上位で決勝ラウンドに進出したが3日目に「80」を叩いて後退した。全米女子プロでは「優勝を見すぎているせいか、思い切ったプレーができなかった」と反省していたが、この経験をすぐに生かしていきたい。「メジャー大会だし頑張りたい。でもプレー中はそこを抑えて冷静に。(勝ちたい)気持ちだけでは勝てないので、やるべきことに集中して4日間できたらいいなと思います」。叔母が見守るなか、今年3月に中国で行われた「ブルーベイLPGA」以来となるトロフィーを掲げたい。(文・笠井あかり)
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