昨年、シニアツアー「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」で優勝し、今季もシニアツアーに参戦している塚田好宣。独特なセッティングで試合に挑んでいる彼のギアについてレポートしたい。
【写真】ピンの『G440』ハイブリッドの構えた顔は、球が拾えるイメージが沸きやすい
塚田が「使いやすくていいですね」と絶賛するUTは、3・4Uでピンの『G440』(20・23度)。『ツアーAD HY 95X』シャフトを挿して使用している。UTの売り上げランキングで長く1位に輝くなど、アマチュアにも人気のモデルであるが、どこを気に入っているのか。「ボールが上がりやすいし、球をつかまえていけますね。ロングアイアンの方が好きですけど、寒い時や天気が悪いとき、芝がぬかるんでいるときはアイアンだときつい。UTなら普通に打てます。高さが出て飛んでいってくれる。以前は3番・4番アイアンを入れていました。ウェッジが1本少なくて、ウッドを1・3・5Wと入れて、3番アイアンから入れていました。3番は去年UTにして、今年は4番もUTに。春先の寒い時期はUTが重宝しています」アイアンは5・6番でピンのキャビティ形状の『BLUE PRINT S』、7番から下の番手はピンのマッスルバックの『BLUE PRINT T』を使う。シャフトは『N.S.PRO モーダス3 ツアー120S』を挿している。「(年齢を重ねると)段々アイアンはコンボセットで使う方向になりますね。去年もコンボでした。前からアイアンは上だけは中空を入れたりとか、コンボセットにずっと構成していました。今の『BLUE PRINT』は『S』と『T』の兄弟モデルがあるので。構えた顔に関してはオフセットの感じがよく見るとちょっと違います。『S』の方がちょっとつかまりやすくはなっています」6番と7番でモデルを変えている理由は何だろうか?「僕の中ではピンを狙うのは8番くらいまでですかね。7番と6番は一緒。ただ6番の距離になってきたときに、ちょっと抑えても『S』だとちょっと球が浮いてくれるから、良いかなという感じです。『T』でもいいんだけど高さがちょっと足りなくなっちゃいます」パターは、ソールにモデル名が記載されていない『PLD OSLO Cプロト』を使用している。「使ったら良かったから、ずっと使っています(笑)。パターは結局替えてもすぐ戻していたんだけど、これは替えてすぐ勝っちゃったから(昨年の10月に変更して11月の『いわさき白露シニア』で優勝)。このヘッドいいなと思って使ってみても『うーん……』となるんだけど、これは最初ヘッドは好きじゃなかった(笑)。『打ったら入るしいいなー』と思ってそのまんま使っている。そういうもんなんですよ」シニアプロらしく独自のクラブ観を披露してくれた塚田。シニアツアーで長い距離から正確なショットを見せてくれるのか、非常に楽しみである。【塚田好宣のクラブセッティング】1W:ピン G440 LST(9度、ツアーAD PT6)3W:ピン G440 LST(15度、ツアーAD IZ 7X)3・4U:ピン G440(20・23度、ツアーAD HY 95X)5・6I:ピン BLUE PRINT S(N.S.PRO モーダス3 ツアー120S)7I〜PW:ピン BLUE PRINT T(N.S.PRO モーダス3 ツアー120S)50・56・59度:ピン GLIDEフォージドプロ(50・56度/N.S.PRO モーダス3 ツアー120S、59度/ラウネ W115 ウェッジ+)PT:PLD OSLO Cプロト◇ ◇ ◇人気UTの顔を調査。 関連記事【ウソだろ? ヘッドは『上』と『正面』から見たら性能が分かるの? 最新UT21機種の”顔”に注目!】をチェック!
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