2日、LPGAツアーが、トップカレッジゴルファーにプロの世界へ直接進むための新制度の拡充を発表した。
LCPAランキング(LPGA Collegiate Advancement Pathway)と呼ばれる新しいプログラムで、同ランキングのトップ10に入った選手は、同ツアーの下部にあたるエプソンツアーおよびQスクール(最終予選会)への出場権を得ることができる。LPGAツアーは、昨年「LPGAエリート・アマチュア・パスウェイ(LEAP)」を創設し、今季からは世界のトップアマチュアが同ツアーでプレーする機会を設けてきた。今回の新制度は、さらに下部ツアーへの道を広げる形となる。LCPAランキングは、カレッジゴルファーだけでなく、カレッジ外のアマチュア大会での成績も対象とする。ポイント制度の詳細は今後決定される予定だが、世界アマチュアランキング(WAGR)のポイントを獲得できる大会での直近2年間の成績が反映される見込みだ。制度は2026年から始まり、ランキング1位の選手は、2026年の残り期間および2027年のエプソンツアー「カテゴリーD」の出場権、さらに2026年の最終予選会への出場権を得る。ランキング2〜5位の選手も、2026年の残り期間と2027年のエプソンツアー「カテゴリーD」の出場権、そして2026年の予選会への出場権を得る。また、6〜10位の選手には、2026年の残り期間と2027年のエプソンツアー「カテゴリーL」の出場権、および2026年の予選会出場権が与えられる。(文・武川玲子=米国在住)
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