ドライバー選びにおいて、“一発の飛び”はやはり大きな魅力であり、多くのゴルファーが重視する要素のひとつだ。しかし、実際のラウンドでは毎回ナイスショットが打てるとは限らないのが現実。特にアマチュアゴルファーにとっては、芯を外してしまった時にどれだけ飛距離が落ちないか、つまり「ミスに強いかどうか」が、結果としてスコアを左右する非常に重要なポイントとなる。
【計測画面も公開】1.5cm「トゥ寄り」で打ったときの飛距離ランキング 1~5位
そこでALBA Netでは、リアルなアマチュアゴルファーにこそ刺さる性能=ミスヒットへの強さに注目し、ドライバー性能を検証することにした。今回フォーカスしたのは、多くのゴルファーが無意識のうちにやってしまいがちな“トゥ寄りヒット”。本来なら飛距離ロスや曲がりの原因になってしまうこの打点で、どれだけ飛ばせるかを徹底的にテスト。「芯を外しても飛ぶ」ドライバーをランキング形式で紹介するという、ある意味“禁断”ともいえるこの企画。こだわったのは、テストの公平性と信ぴょう性。ヒューマンテストではなく、完全同一条件で比較ができるロボットテストを採用した。打点や左右打出角の調整等、クラブ1本計測するのに半日かかることも。そのため今回のテストを実施するにあたりクラブ本数に上限があり、各メーカー1モデルに限定し自信のあるクラブを指定してもらった。そのクラブリストが下記14本(メーカー名五十音順)。なお、スペックはメーカー指定になる。・キャロウェイ『ELYTE』10.5°純正ベンタスグリーン5S・グローブライド『24ONOFF AKA』10.5°純正SMOOTH KICK MP-524D-S・コブラ『DS-ADAPT MAX-K』10.5°純正スピーダーNX for COBRA-S・ダンロップスリクソン『ZXi LS』9°純正べンタスZXi-S・テーラーメイド『Qi35』10.5°純正ディアマナTM50S・ネクスジェン『NS250』10.5°SS RED・ピン『G440MAX』9°純正TOUR 2.0 BLACK65S・ブリヂストン『B3 MAX』9.5°純正ヴァンキッシュBS40 for MAX-S・プロギア『RS MAX』9.5°TENSEI FOR PRGR-S・本間ゴルフ『TW767』9°純正ヴィザードEZ-C-S・マジェスティ『マジェスティロイヤル』9.5°純正LV560-S・ミズノ『ST-MAX 230』10.5°純正Tour AD GM D55-S・ヤマハ『インプレスDRIVESTAR TYPE/D』10.5°純正スピーダーNX TM-425D-S・ヨネックス『EZONE GT MAX』10.5°純正AK-04GT-S◇ ◇ ◇5位に入ったのは男子プロの鍋谷太一が愛用するヨネックス『EZONE GT MAX』。1球目 242.8ヤード2球目 243.0ヤード3球目 243.0ヤード4球目 242.5ヤード5球目 242.8ヤード【平均 242.8ヤード】以下、ヨネックスの担当者コメント:「大変光栄です。『EZONE GT MAX』は進化したカーボンクラウンとソール部の新構造“StrikeSpeed Carbon(ストライクスピードカーボン)”を採用し、ミスヒットにも強く、カーボンの反発性能を最大限に発揮しています。また、EZONE GTシリーズ最大の慣性モーメントを実現した設計により、方向性も安定し高弾道で飛ばしていけます。ヘッド投影面積も大きくなっているため、アドレス時の安心感も向上し、心地よく振り切り飛ばせるドライバーとなっております」◇ ◇ ◇テスト条件は下記。@ヘッドスピードはクラブ長を問わずフェースセンターで42m/sに統一(トゥ側は若干HSが上がる)A完全なストレート軌道&スクエアヒット&フェーススコアラインの真ん中から1.5センチトゥ寄りの打点B入射角はアッパー2.4度C打球数はスピン量エラーを除いた5球平均Dボールは24時間25度の環境で保管したタイトリスト『ProV1』を使用※計測機器はプロギアのカメラ式最高機種『RED EYES』を使用。飛距離はキャリーとランの合計。
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