ピンの『G440』が1位になっているユーティリティ部門だが、今週のランキングで注目したいのは、4位のキャスコ『UFO AIR UT パワートルネード』。このシリーズは1999年に初代『パワートルネード』を発売してから25年以上続いているが、未だに根強い人気があり、大手海外メーカーよりも売れている。その人気について二木ゴルフ南町田店の藤本啓介さんに聞いた。
【写真】『パワートルネード』の全番手9タイプの構えた顔はこちら! ソールの凹みが人気の秘密
「ユーティリティの中でも唯一無二の存在というか、本当にアマチュアゴルファーのためのやさしいユーティリティを追求しているシリーズです。大手の海外メーカーのようにプロが使うユーティリティではありません。そこが、セカンドショットのミスや苦手なアイアンに悩むアマチュアに受け入れられていると思います」藤本さんは、番手(ロフト)のバリエーションも人気の要因だと語る。「最近は海外メーカーでも3番から6番、7番くらいまでラインナップしているユーティリティもあります。でも『UFO AIR UT パワートルネード』は3番からロフト46度の『AA』まで9タイプの番手・ロフトを揃えています。こんなユーティリティはなかなかありません」かなり個性的なユーティリティだと思っている人も多いが、試打をすると違った反応になる。「形状は少し特徴的ですが、試打をすると打感も良くて弾道もスタンダードなので、意外とクセがない。ロフトが大きいモデルでも意外と打ちやすいという声が多いです」2024年発売でも4位に入った『UFO AIR UT パワートルネード』。さらに売り上げを伸ばせば、トップ3入りの可能性も十分ある。【ユーティリティ売り上げランキング トップ3】1位 ピン G4402位 テーラーメイド Qi353位 ダンロップ ゼクシオ13レディス※データ提供:矢野経済研究所、5月19日〜5月25日のデータ◇ ◇ ◇女子プロの使用UTを調査。関連記事【女子プロさん、なぜ6番アイアンを抜いてショートUTを入れるのですか?】を読めば、概要がわかります。
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