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パッティングの距離感は“振り幅”で作らない! “秒数”で合わせるってどうやるの?

腕時計型GPSナビはグリーンまでの距離が分かることはもちろん、スコアをつけたり、使った番手を記録したり、ホールレイアウトを見れたりと多くの機能が搭載されている。ティーチングプロの石井良介は「最大限活用すれば、スコアアップにつながる」と話す。今回は、パターでの活用術を教えてくれた。

150センチの西村優菜が大きな筋肉で打つために行う合掌グリップ【写真】

◇腕時計型GPSナビを使えば、自分のラウンドの情報をたくさん蓄積できます。番手別の飛距離やフェアウェイキープ率、パーオン率などが分かり、自分のミスの傾向、課題を視覚化してくれるのです。さらに、蓄積したデータからおすすめの番手を教えてくれるモデルも出ていて、スコアアップにつながると思いますね。もちろん、ラウンド中にも役立ちます。中でも一番驚いたのは一部の腕時計型GPSナビに搭載されているグリーンの傾斜が詳細に分かる機能。グリーンの傾斜が分かれば、あとは距離感を合わせるだけで3パットを劇的に減らせると思います。しかし、アマチュアの方はその距離感を合わせるのに苦労しているように感じます。一般的に振り幅で距離感をコントロールする方が多いと思いますが、振り幅を意識し過ぎるとストロークの速さが変わり、距離感が合いづらくなってしまいます。そこでおすすめしたいのが、カップに入るまでの秒数をイメージすること。私は、フラットなラインであれば1メートル1秒くらいの感覚で打っています。振り幅はあまり気にしていませんが、パターの重心を意識しています。パターのモデルによって異なりますが、私はヘッドから約20センチくらい上の場所を動かすように意識しています。一定のスピードで打てて、自分のイメージした秒数でコロがしやすくなりますよ。

■石井良介いしい・りょうすけ/1981年生まれ。2007年にPGAティーチングプロとなり、令和の試打職人としてさまざまなゴルフメディアで活躍。YouTubeチャンネル「試打ラボ しだるTV」も人気◇ ◇ ◇●チェックポイントをいくつも意識していると、動きがぎこちなくなってしまうことも……。それよりも、「○○○のように振ってみて」と言われた方が、イメージが広がって良いフォームになることがあるのでは? 悩めるアナタには関連記事【豆腐、アイス、弓矢にメンコ……アナタに合うのはどれ?】がオススメ。一発開眼の可能性を秘めていますよ!

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