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90を切るアプローチは、SWの“ピッチショット”&PWの“ランニング”の2種類でいい

ツアープロはボールのライとグリーンの状況を見て、多くの選択肢の中から一番寄せやすいアプローチを選択している。それはアンダーパーを出すゴルフ。90切りを目指すアベレージゴルファーなら、そこまでのバリエーションは必要ないだろう。上げるアプローチと転がすアプローチの最低2種類があれば、そこまで硬くもなく速くもない通常営業のグリーンには対応できる。23日(木)発売のゴルフ雑誌ALBAでは、やさしい上げ方と転がし方について小鯛竜也に聞いている。

ヘッドを離すだけでフワッと上がる! 小鯛竜也のピッチショット【連続写真】

◇■上げるときはボール半個分ヘッドを離すボールをフワッと上げるピッチショットはそこまで難しい打ち方ではありません。使用するのはサンドウェッジ。ボールを左足寄りに置いて、ヘッドをボール半個分離して構えます。ここでボールとヘッドを近づけて構えると、トップが出る危険があるんです。ボールからヘッドを離して構え、そこにヘッドを落とせばソールが滑って確実にボールを拾うことができます。グリップをガチガチに強く握るのもミスの元。ボールと一緒にクラブも飛んでいくくらい緩く握れば、ソールを滑らせやすくなりますよ。

■転がしはPWでロングパットのイメージまた、エッジからピンが近かったり、手前にハザードがあったり、下り傾斜に打っていくようなことがない限り、アプローチは転がしのほうが簡単です。パターの感覚で打てるので距離感も合わせやすいと思います。ロフトが寝たサンドウェッジで低く出そうとすると刃が地面に刺さるので、初めからロフトが立っているピッチングウェッジを使いましょう。ボールを右足寄りに置いて両足を揃えたら、左ツマ先を少し開きます。そうすることでフォローがスムーズに出るんです。そして、両腕と胸で作る三角形を保ったまま、ロングパットのイメージで飛球線に対してストレートに振ると、正確にミートできて方向性も出ますよ。小鯛竜也こだい・たつや/1990年生まれ、大阪府出身。2017年の「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初勝利。今季は下部のABEMAツアー「Novil Cup」でトータル13アンダーで並んだ5人のプレーオフを制して優勝した。

◇ ◇ ◇「アプローチはバンスを使って打つ」。そんなことは分かっているけど、本当にうまく使えているかは不安。そんな人は関連記事【倉本昌弘が教えてくれた『バンス』が使えるアプローチ】をチェック。

<ゴルフ情報ALBA Net>