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「パーを獲るのに必死」尾関彩美悠の今季初戦はショットに苦しみ19位

<マイナビチャレンジマッチ THE Heroines 2024 本戦(1日競技)◇7日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6465ヤード・パー72> 1月に成人式を迎えた尾関彩美悠にとって、今年初めての試合は2バーディ・1ボギーの「70」。多くのバーディを獲らないと上位に食い込めないポイント加点制のステーブルフォード方式(※)で、優勝した和久井麻由に10ポイント差をつけられ、19位タイに終わった。

右手をはなす場面も…ショットに苦しんだ尾関彩美悠【写真】

大会前日には「ボギーを叩かないように回って、コツコツポイントを稼いでいけたらいいなと思います」と語っていた尾関。しかし、「ドライバーもアイアンもすごく調子が悪くて、あまりバーディチャンスにつけられなかった。パーを獲るのに必死でした」とショットに苦しみ、思うようなゴルフはできなかった。 「左の背中が痛くなっちゃって」。前日の練習ラウンドで久しぶりに18ホールを回ったが、体に異変を感じていた尾関。痛みをかばいながらのプレーを強いられ、本来の力を発揮することができなかった。今月29日のツアー開幕まであと3週間に迫り、調子を上げなければいけない時期だが、まずはケアに努めていく。 それでも、「久しぶりに試合勘を感じながらプレーできたのですごく楽しかったですし、開幕戦前にすごく良い経験をさせてもらった」と、試合の緊張感のなかで18ホール回り、新しいクラブを試せたのは収穫だろう。「練習場とは全然違うので、そこがわかったのでしっかり調整して頑張りたい」と話す。 尾関と同い年には、10代で4勝を達成した櫻井心那、ともに2勝を挙げている川崎春花と神谷そら、未勝利ながらシードを獲得している竹田麗央と佐藤心結がいる。このレベルの高い世代で、22年に川崎に次いで2番目にツアー勝利を挙げた尾関だが、昨年は優勝することはできなかった。まずは「2勝目を挙げること」が今シーズンのターゲットになる。 ※バーディやパーなどをポイント換算して総合点を競う。ホールインワン『+10pt』、アルバトロス『+8pt』、イーグル『+5pt』、バーディ『+3pt』、パー『+1pt』、ボギー『0pt』、ダブルボギー以上『-2pt』

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