60度のウェッジが難しいと思われている理由を、ギアに精通するプロゴルファー、金谷多一郎に聞いてみた。「もともとプロや上級者がロブショットを打つために、フェースを開いて打つのを前提で作られていたからです。60度のフェースを開くと硬いグリーンでもボールを止められますが、ロフトが増えるほどボールがフェースの上を滑るので、打点が少しでもズレると距離が合わなくなるんです」。
オートマ指数100%! アマチュアがやさしく打てる“60度”ウェッジ7選
また、フェースを開くために幅狭ソール&ローバンスになっていて、真っすぐ構えて打つとザックリのミスが出やすく、フェースを開くのが苦手なアマチュアには難しいクラブだった。「でも、最近は幅広ソールでハイバンスの60度が急増。バンスが利いているので、真っすぐ構えて打ってもザックリやダフリのミスが出にくく、アマチュアにもやさしく使えます」プロがフェースを開いて打つようなロブショットは難しいが、56度や58度にはない、フワッと上がる高い球を打つことができる。また、方向性を出しやすく、距離感のズレも少ないので、最近は60度のフェースを開かずに打つプロも増えている。バンス多めのオートマチックに打てる60度で、寄せワンを増やそう。
<ゴルフ情報ALBA Net>