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球が上がってミスにも強く操作性もある! 残り190ヤードの万能戦士『ウッド型UT』6タイプ26本を徹底分析

グリーンまで残り190ヤード。使うクラブの選択肢としてはロングアイアイン・アイアン型ユーティリティ・ウッド型ユーティリティ・9番ウッドとあるが、その中で最もバランスが取れているのがウッド型ユーティリティだ。とにかく球の上がりやすい9番ウッドや、強い球が打てるアイアン型ユーティリティといったような突出した長所は少ないものの、合うモデルを選べば初級者からトッププロまで全てのゴルファーが使える。

【TYPE1:直進性が高い】UT4本の性能を詳しくチェック!

ウッド型ユーティリティはとにかくモデル数が多い。今回は以下の6タイプに分類した。確実にグリーンの近くまでボールを運ぶには、自分の技術レベルやプレースタイルに合うモデルを選ぶ方がいい。例えば、どんな場面でも真っすぐグリーンを狙う人は「直進性が高い」モデル。状況によって球を打ち分けたい上級者は「操作性が高い」モデルが合う。また、「強弾道で飛ぶ」モデルはパワーヒッター向き、「高弾道で止まる」モデルはヘッドスピードが遅い人向きで、スライサー向きの「つかまりがいい」モデルや、左を気にせず打てる「フェードで狙う」モデルもある。自分に合うモデルを選べばショットの精度も上がり、グリーンに乗る確率もアップする。

【TYPE1:直進性が高い】スクエアに構えやすくてスイートエリアが広い。ストレートボールが出やすく、どんな状況でもシンプルに真っすぐターゲットを狙う人向き。

【TYPE2:強弾道で飛ぶ】風に負けない低スピンボールが打てるパワーヒッター向き。飛距離性能が高く、ロングホールの2打目でグリーンを狙ったりティショットでも使える。

【TYPE3:操作性が高い】フェースコントロールがしやすく、風やコースの状況によって球筋や球の高さを打ち分ける上級者向き。ラフや傾斜地などライへの対応力も高い。

【TYPE4:つかまりがいい】ダウンスイングからインパクトにかけてフェースがターンしやすく、フェースが開いて当たるスライサーでもオートマチックにドローが打てる。

【TYPE5:フェードで狙う】球のつかまりを抑えた、左を気にせず打てるクラブ。スピンの効いたフェードが打ちやすく、距離を打ち分けたりグリーンに止めることも可能

【TYPE6:高弾道で止まる】球が上がりやすくて、ヘッドスピードが遅くてもスピンの効いた高弾道ボールでキャリーを出せる。飛距離よりもグリーンに止めることを重視する人向き。

■試打/解説:海老原秀聡えびはら・ひであき/2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESS POINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している

<ゴルフ情報ALBA Net>

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