このエントリーをはてなブックマークに追加

バーディなしのラウンド… “ティーチングプロ”の三浦桃香が“プレーヤー”三浦桃香に送ったアドバイス

<SkyレディースABC杯 初日◇26日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6660ヤード・パー72>昨年ティーチングプロの資格を取得し、推薦で国内試合に出場が可能となった三浦桃香。4年ぶりの下部ツアーは、4ボギーの「76」でバーディなし。68位タイという成績で初日のプレーを終えた。「わりと久々な感じはなかったです。だけど修正能力が減ってきてるのか〜って思う」と、試合の中で調子を合わせていく難しさを口にする。

いま注目! プロテスト2次トップ通過の“ミヤコレ”【写真】

初日はスタートからつまずいた。「1番、2番はかなりティショットが右にいったので、修正しようと思って(いま取り組んでいる)トップを高くしたんですけど、そうしたら今度はアイアンのタイミングが合わなくなって…。後半はたぶんぜんぶフェアウェイだったと思うんですけどそこから(グリーンに)乗らないっていういちばんつらいパターンでした」と苦しいラウンドを振り返る。三浦が言うように、1番、2番ではティショットを右にプッシュする、この1カ月悩んできたミスがでたが、その後は見事に修正。ドライバーの精度アップには一定の成果がでた。ある意味目標を達成したわけだが、微妙に変わったタイミングの影響で、今度はいままで良かったアイアンがうまくいかなくなってしまった。この点について「どうやってラウンド中に修正するのかなかなか思いつかなくて。ドライバーがいいぶん、(アイアンの)スイングを変える自信がなくて、アドレスの位置を近くしてみたり、8割ショットでコントロールしてみたりというのをやったんですけど、なかなかうまくいかずという感じのゴルフでした」と悔しさをにじませた。ただし、イーグルを狙うと公言していた485ヤードの最終18番パー5では、同じ組の選手を50ヤード近くアウトドライブするスーパーショット。アゲインストの風が吹くコンディションをものともせず、セカンドの残り距離は200ヤードを切っていた。果敢に2オンを狙ったが、グリーン奥のラフへ。そこから難しい下り傾斜のアプローチを寄せきれず惜しくもパー。バーディを奪えず、18ホールを完走した。「明日はもう少し攻めにいけるように、アイアンをどうにかしたい。少し休んだら練習にいって動画を撮って見る」と、ラウンド後にアイアンショットの修正を早々に開始するとしたが、久々の試合のため、いつもより強く疲れも感じているという。「頭を使ったからかな?」と冗談ぽく話した三浦だったが、その目には2日目にかける強い気持ちがあふれていた。最後に、ティーチングプロの三浦桃香はプレーヤーの三浦桃香にどんなアドバイスを送るかと問われた三浦は少し考えてから、「スコアメイク、ゲームの組み立て方がアマチュアの方に教えてるのと同じようになっているかも? それとドライバーとはまったく違うスイングをもう1種類持っておくと、今日みたいな日にはいいと思うとアドバイスすると思います」。これで今後の課題もみえた。アドバイス通りのプレーで2日目こそバーディ、そして名物18番パー5では念願のイーグルを狙いにいく。(文・土屋裕一)

<ゴルフ情報ALBA Net>