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古江彩佳はマッチプレー大会で2年連続の準優勝も清々しく「悔しいけど、やるべきことはできた」 ライバルのことも称賛

<バンク・オブ・ホープ LPGAマッチプレー 最終日◇28日◇シャドー・クリークGC(米ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>午前中にレオナ・マグワイア(アイルランド)を2&1で退け、2年連続で進んだ決勝の相手はタイのパジャレー・アナナルカルン。世界ランクは古江の18位に対し97位と“格下”だが、米国ツアーでは同じく1勝を挙げている23歳だ。そして、その戦いの結末は、またしても悔しさを残すものになってしまった。

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先手を取ったのは古江だった。2番でボギーを叩いた相手に対してパーをセーブしリードを奪う。しかし直後の3番、今度は古江にボギーが来てすぐにオールスクエアに戻されてしまった。その後は、5番でリードを許すも、6番で相手がOBを打ったスキを逃さずバーディで振り出しに戻す。しかし7番でまたも突き放されるという、獲られては獲り返す展開になった。12番からの3ホールは、またしても2ダウン、1ダウン、2ダウンと推移。なかなかその背中をとらえることができなかった。15、16番でも差を詰めることができず、終盤はアナナルカルンペースに。そして迎えたドーミーホールの17番パー3は、ティショットが奥のバンカーにつかまると、そこからのリカバリーショットはカップをかすめたものの決まらず3&1で敗戦し、2年連続の準優勝に終わった。それでも予選リーグは無傷の3連勝、準々決勝ではセリーヌ・ビュティエ(フランス)に逆転勝ちするなど、今年もマッチプレーで強さを見せつけたことに変わりはない。ラウンド後には、大会を中継したWOWOWのインタビューに応じ、「2年連続で決勝に行けて負けたのはすごく悔しい。ただ相手もすごくいいゴルフをしていたし、やるべきことはできた」と清々しい表情を見せる。優勝を争ったライバルも「(自分も)うまく粘っていたと思うけど、それ以上にいいプレーをしていた。こぼしてもしっかりセーブしたり、強い選手だと感じた」と称えた。気温が高いなか、この2日間は2ラウンドずつとタフな戦いにもなった。「まずはしっかり休んで。(来週は)いつも通りの練習ラウンドができるか分からないけど、頑張りたい」と次なる戦いを見据えた。

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