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“新世紀世代”仲村果乃が7位タイ浮上 合言葉は「トランキーロ、だったかな?」

<JLPGA最終プロテスト 2日目◇2日◇大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6543ヤード・パー72>

“新世紀世代”の仲村果乃が第2ラウンドで5バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「70」でプレーし、トータル3アンダーの7位タイで最終プロテストを折り返す。

雨天により順延となった初日は、早いスタート時間だったため無事に18ホールを完走。2日目は1番ティからプレーをすることができた。2番、4番で幸先良くバーディを奪ったが、6番でティショットを左に曲げて出すだけから乗らず、寄らず、入らずのダブルボギー。「素ダボ。バーディ2つを先に獲っていたから気持ち的には楽だったけど、ゼロに戻ってしまった。『やばいんかな〜』って思いながら回っていました」と、少しもたいなさも感じる前半だったが、後半にしっかりスコアを伸ばしていった。

2001年生まれで、京都府出身の21歳。“新世紀世代”と呼ばれるひとりで、プロテストは4度目の挑戦だ。「気張りすぎたら悪い方向にいってしまうクセがある。落ち着いて一打一打しっかり集中して、という気持ちのほうが大きいです」と、3回目となる最終での戦いに臨んでいる。

「日本オープン」や国内男子ツアーも行われているこの大洗ゴルフ倶楽部には「タフなコース」という印象を抱いている。「絶対アンダーという感じではなくてイーブンで回れたらいいな」と、こちらも“気張りすぎず”にプレーしたら「71」、「70」と連日アンダーをマーク。「自分のなかではすごいよかったかな」と、好位置での折り返しに胸をなでおろした。

師匠はツアー29勝の“レジェンド”である吉川なよ子。この一戦に向けては『トランキーロ』という言葉をもらったという。「『焦らず』みたいな意味らしくって、それを心に回ってきなさいと言われました。トランキーロだったかな? 忘れちゃったけど(笑)」。耳慣れない言葉に冗談めかしながらも、師匠の教えが支えになっていることは間違いない。残り2日間も「トランキーロ、あっせんなよ!」。(文・笠井あかり)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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