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ルーキーのアタヤ・ティティクルが快挙 19歳の世界ランキング1位が誕生!

10月31日に発表された女子の世界ランキングで、19歳のアタヤ・ティティクル(タイ)がコ・ジンヨン(韓国)を抜き、初の世界ランキング1位の座についた。

アタヤ・ティティクルのドライバースイングをスロー再生【動画】

19歳8カ月11日のティティクル。20歳前でトップの座につくのはリディア・コ(ニュージーランド)に次ぐ史上二人目の快挙。リディアは2015年2月、17歳9カ月9日で初の1位につき、同年10月に18歳6カ月2日で2度目の1位に輝いた。またタイ人としては17年から19年にかけてトップに立ったアリヤ・ジュタヌガーンに次ぎ、こちらも二人目。

ジンヨンが初の世界ランキング1位についたのは19年4月。トータル152週間、女子ゴルフのトップに座ったが、これはロレーナ・オチョア(メキシコ)の158週に続く2位の記録だ。

「(世界ランキング1位は)私のチーム、家族、私を支えてくれる人、そして私自身にとってものすごく大きな意味のあること」とティティクルは言う。

「たくさんのビッグネームとともに自分が並ぶことは本当に光栄なこと。トップの座につくことはとても特別なことだけど、そこにい続けることはもっと大変。私にはレジェンドや現役選手から、コース上、コース外でもたくさん学ぶべきことがある。これからも家族、チーム、ファンとそして母国のために一生懸命努力を続けていきたい」とコメントを発表した。

ルーキーで迎えた米国女子ツアー22年シーズンは3月、「JTBCクラシック」(米カリフォルニア州)でツアー初勝利を挙げ、9月の「ウォールマートNWアーカンソー選手権」(米アーカンソー州)で通算2勝目を飾った。「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(4位)、「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」(8位)、「AIG女子オープン」(7位)のメジャー3大会を含む12度のトップ10入りを果たしている。

21年は欧州女子ツアー(LET)を戦いポイントレース、『レース・トゥ・コスタデルソル』を史上最年少で制し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの二つを同時に受賞した。

また17年、母国タイで開催された欧州女子ツアー、「タイ選手権」を14歳4カ月19日で制し、世界主要ツアーの最年少優勝記録も樹立している。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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