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ツアー1勝の22歳ルーキー、マヤ・スタークが“失格”となった理由は…

先週、テキサス州ダラスで開催された米国女子ツアー「アセンダントLPGAベネフィッティング ボランティアーズ・オブ・アメリカ」。すでに1勝を挙げている22歳のルーキー、マヤ・スターク(スウェーデン)の初日のスコアは「75」、4オーバーで91位と出遅れていたが、午前12時54分スタートだった第2ラウンド開始前に『DQ』すなわち『失格』となった。

今週月曜日に適合リスト入りした『G430』をツアーでキャッチ!【写真】

スコア誤記ではない。理由は初日のラウンド使用したクラブにあった。

スタークが手にしていたのは ピンのニュードライバーとみられる『G430』。開幕前日の水曜日に、ピンから手渡されたものだという。

米国女子ツアーから出されたステートメントには「第1ラウンドを終了してから、マヤ・スタークがラウンドを通してノンコンファーミング(未承認)のドライバーを使用していたことが分かった。LPGAツアーはコンファーミングリストのクラブを使用するルールを採用している。選手に確認したところ、ラウンドを通じてこのドライバーを使用したことが分かったので、LPGAツアーのモデルローカルルールの下、失格となった」と説明された。

このスタークが使用した『G430』は大会終了後の3日(月)、コンファーミングリストに加わった。残念なことにスタークは数日、早かったというわけだ。

日曜日、スタークはSNSに心境を綴った。「今週のDQ騒動には疑問が残った。まだ承認されていないドライバーを使用してプレーしてしまった。ただこれには少しミスコミュニケーションがあったのだと思う。ドライバーを手渡され試打したとき、私とキャディと一緒にいたが、ふたりともまだ試合では使用できないという理解をしていなかった。クラブがルールに合致しているかを確認するのは私の責任。でも私が使ったこのクラブは承認される。でも馬鹿げたことが起こったと思う」とスターク。

そして最後に「私は、いつも私を助けてくれるチームの面々をとても愛している。だから誰もクビになんかならないわ」と加えた。

今年8月、アイルランドで開催された「ISPSハンダ・ワールドインビテーショナル」をノンメンバーで勝利したスターク。すぐに米LPGAツアーメンバーとなり現在は米ツアーをフル参戦中。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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