2023年6月、ニューヨークのマンハッタンを望む『リバティーナショナルGC』(ニュージャージー州)でミシェル・ウィー(米国)がホストを務めるトーナメントが新設される。
第1回を迎えるのは「ザ・ミズホ・アメリカズ・オープン」。120名が出場し、賞金総額は275万ドル(約4億円)とメジャー以外ではLPGAツアーの最高額で6月1〜4日、72ホール大会が行われる。
注目すべきはジュニアがプロとともにプレーすること。米国ジュニアゴルフ協会(AJGA)の招待試合が同時開催され、24名のジュニアが出場。ジュニアは自身のタイトルを目指しプレーし、決勝ラウンドはLPGAとAJGAのそれぞれのリーダーが同組でプレーをする。
現在は結婚して一児の母となったウィーは、「今年の初めにツアーからの現役引退を発表したとき、私の決めた目標はLPGAで創設者と同じように行動しようということだった。ゴルフをよりよいところへ発展させたい」と開催コースでの会見で語った。
ニュージャージー州のジャージーシティに位置する同コースは、マンハッタンのスカイラインを背景に「自由の女神」を間近に眺める絶景。同コースでは2017年に米国センバツと世界選抜が戦う男子の「プレジデンツカップ」が開催され、PGAツアーのフェデックスカップ・プレーオフも開催されたこともあるが、LPGAツアーはこれが初めて。
また、大会スポンサーを務めるミズホ・アメリカズは日本の「みずほフィナンシャルグループ」の米国法人。「すばらしいパートナーに恵まれ、私たちのツアーは毎日発展を続けている」とLPGAツアーのモーリー・サマン会長。「昨今はLPGAツアーが男子ゴルフと同じようにどんどん素晴らしいコースを舞台に開かれている。新しい女子ゴルフへと歩んでいる」とコメントを発表した。(文・武川玲子=米国在住)
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