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スコットランドで明と暗 古江彩佳は初優勝翌週に予選落ち「先週良かった分、今週が…」

<AIG女子オープン 2日目◇5日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>

先週、米ツアー初優勝を挙げたのと同じスコットランドで行われたメジャー大会で、古江彩佳は予選落ちを喫した。巻き返しを狙った2日目だったがパープレーに終わり、トータル4オーバー・66位タイと予選カットラインに1打及ばなかった。

初日はゲームを作るうえで重要視しているティショットが安定感を欠き、フェアウェイキープ率は50%。2日目も57%と低調に終わっただけでなく、「なかなかパターが決められなかったというのが悔しいところ」とグリーン上でも決めきることができなかった。「昨日(初日)もう少し耐えられたらな。少し悔しい部分です」。午前組でプレーした日に負ったビハインドが重くのしかかった。

「ずっとよぎってました。一日よぎってました」と、常にカットラインとの戦いを強いられた。17番のバーディで3オーバーと一度は圏内に浮上したが、最終18番パー4でティショットが左のバンカーにつかまってしまい2打目は出すだけに。結果的に痛恨となるボギーを叩いてしまった。

フランスでのメジャー大会から始まった欧州3連戦。「アムンディ エビアン選手権」はロケットスタートで首位発進しながら19位タイに終わった。そこからスコットランドで優勝、予選落ち。荒波の3週間になってしまった。「良かったり悪かったり。先週はこっちで初優勝ができてほんとに良かったので、その分、今週悪くなったかなと」。最終日に「62」をマークして逆転勝利を決めた激闘の副作用が、心身の疲れなどという形で現れてしまった。

次週の北アイルランドでの試合はスキップし、3週後の「カナディアン女子オープン」(25日〜28日、カナダ、オタワ・ハント&GC)から再びコースに立つ予定。「切り替えて上位争いができるよう、頑張りたい」。まずは一息。そこから秋にはアジアでの試合も控えるこの後の米女子ツアーで2勝目を目指していく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>