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“夢”が叶った一日 「かすりもしなかった」メジャーで堀琴音が初の決勝舞台へ

<AIG女子オープン 2日目◇5日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>

2016年「全米女子オープン」、17年「全英女子オープン」に続く3度目の海外メジャーで、初の予選通過。堀琴音は大舞台で4日間戦えるよろこびを噛みしめながら、さらなる上位を目指していく。

リンクスらしい強風のなか午後組で回った初日は1オーバー。それだけに比較的穏やかだった午前組でのプレーを、「そよ風に感じた(笑)。昨日の風が強すぎましたね」と冗談交じりに振り返る。

前半は6メートルを決めた4番パー3でのバーディ以外はパー。後半に3つのバーディ(1ボギー)を奪い、トータル2アンダーまで伸ばした。2オンに成功した17番パー5は、8メートルからイーグルにもトライ。「ショートしちゃったんで、そこはオーバーして打ちたかった」という部分は悔やむが、それでも充実感のほうが大きい。「気を抜いたらボギーがあっという間に来るコース。毎ホール、パーが獲れればよし!という感じ。それくらい難しい」。気の抜けないホールが続くなか、しっかりと耐えられたことに意味を見出している。

「それが一番うれしいですね。これまでメジャーには2回来たけど、かすりもしなかったんで。今回通って、それが一番うれしい」。ラウンド後、予選通過が確実な状況になったことに一段と声も弾む。しかも首位のチョン・インジ(韓国)とは6打差の17位タイという位置。「自分でもびっくりしている」と驚きも隠さない。

この日の「68」で“夢”も叶った。「ミュアフィールドで一回はアンダーを出したいなと。昨日終わって特にそう思ったんで、きょうはアンダーを出せて良かった」。同じスコットランドのキングスバーンGLで戦った前回の全英に比べ、「全部のレベルが上がった。ショットもアプローチもパットも、とくにショットはラインが出せるようになった」ということも感じられる。「決勝も、まったく天候が分からない。ここは天候次第。それに合わせて回れたらいいなと思う」。臨機応変のプレーで、優勝争いに食い込んでいきたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>