<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会東日本決勝大会 最終日◇17日◇美浦GC(茨城県)◇13-14歳女子 6328ヤード・パー72>
4月16〜17日、美浦GC(茨城県)でPGM世界ジュニアゴルフ選手権選抜大会東日本決勝大会が行われた。13-14歳女子の部では中嶋月葉(宝梅中・兵庫県)と小宮千愛(南山学園聖霊中・愛知県)のふたりが、2日間通算9オーバー153で首位に並びIMGA世界ジュニア日本代表に選抜された。
この日、首位タイでスタートした小宮が安定したプレーで首位をキープして後半に入ったが、追う中嶋が10番で「お先に、というぐらいでした」というバーディでリズムをつかんだ。この時点では小宮が4打差のリード。だが後半、小宮がダブルボギーを2回叩くなどして後退。代表争いは混沌とした。
その後中嶋が13番でもバーディを奪取。一方の小宮は17番で「これを入れないとヤバイ」と思ったという1.5メートルのパーパットをねじ込んで、中嶋、小宮ともに3位に1打の差をつけてホールアウトした。両者のプレーオフでは、中嶋が4メートルのバーディパットを入れて、優勝の栄冠をつかんだ。
「うれしすぎて、まだ実感が湧きません。世界ジュニアのイメージも分からないです」と、よろこぶ中嶋をさらに笑顔にさせることがあった。妹・雪音(宝塚第一小・兵庫県)が7-8歳女子の部で日本代表の切符をつかんだのだ。妹・雪音もプレーオフを制してつかんだ7-8歳のカテゴリーでは一枚しかない切符だった。
2011年から行われている日本代表選抜大会における日本代表選手団での参加形式になってからは、姉妹同時出場は初めて。「一緒に行けてうれしいです」という姉に、妹は「お姉ちゃんと行けるのが楽しみです。一緒に練習して、一緒にハンバーガーを食べます」と、笑顔で話していた。
IMGA世界ジュニアはトーリーパインズGCサウスコース(サンディエゴ・米国カリフォルニア州)で7月12〜15日に行われる。
東日本ブロックの世界ジュニア日本代表は以下の通り。
▼15-18歳の部男子
【1位】竹原佳吾(東京・早稲田大1年)=147
【2位】三橋颯太朗(長野・佐久長聖高3年)=147
同女子
【1位】安西歩美(茨城・土浦日大高1年)=149
【2位】成田瑛麻(東京・学習院高等科3年)=152
▼13-14歳の部男子
【1位】渋井晃太郎(神奈川・永田中3年)=142
【2位】粟野泰成(茨城・国府中3年)=151
同女子
【1位】中嶋月葉(兵庫・宝梅中3年)=153
【2位】小宮千愛(愛知・南山学園聖霊中3年)=153
▼11-12歳の部男子
【1位】根本悠誠(千葉・加茂学園中1年)=152
同女子
【1位】福崎凛々(大阪・日根野中1年)=148
▼9-10歳の部男子
【1位】稲葉輝海(東京・青梅第三小4年)=159
同女子
【1位】本村彩歌(兵庫・小浜小4年)=156
▼7-8歳の部男子
【1位】吉松優馬(兵庫・塩屋北小2年)=145
同女子
【1位】中嶋雪音(兵庫・宝塚第一小3年)=167
※同スコアはプレーオフによる
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