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画伯のような才能 首位T発進のルーキー・大林奈央の趣味がスゴすぎる

<ラシンク・ニンジニア/RKBレディース 初日◇29日◇ザ・クラシックゴルフ倶楽部(福岡県)◇6577ヤード・パー72>

スマホのアルバムに入っている写真の数々。すべて動物が描かれたものだ。ステップ・アップ・ツアーの2022年開幕戦、初日トップタイで終えた大林奈央の才能が小さな画面に詰まっていた。

コースにいるこの子に女子プロもメロメロ【大会フォト】

昨年11月のプロテストに合格したルーキー。趣味は絵を描くことで、高校時代から道具にもこだわる。見せてくれた絵の数々はリアルなテイストからイラスト風のものまで多種多様。「コースマネジメントも好き」と、ゴルフ場では戦略を描くことも得意。イマジネーション豊かな22歳が、笑顔で初勝利を射程圏内に捉えた。

高校3年の2017年7月には米国で行われた「世界ジュニアゴルフ選手権」で、笹生優花らを抑え15〜18歳の部で世界一に輝いた。「そのときだけです」と謙遜するが、プロゴルファーとしてのデビュー時期こそ違えど、才能を開花させ明るい未来を開いていくのはこれからだ。

今大会は2年前に「日本女子オープン」が開催されたコース。当時のスコアを調べ、「後半は伸ばしにくいと思っていた」とガマンを覚悟した。前半は3バーディ。そして後半はバーディなしのオールパー。「前半が80点で後半は50点」登坂声援は残るが、スコアカードにボギーを示す「△」を描くことなく走り抜けた。

「ステップでは一つでも優勝したいです」。思い描くのは優勝カップを掲げる自分の姿。ステップデビュー戦で巡ってきた大きなチャンス。最終日はどんな景色を描くことになるのか。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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