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「人生初です」のステップ出場 寅年の松田鈴英が始める新たな挑戦

<ラシンク・ニンジニア/RKBレディース 事前情報◇28日◇ザ・クラシックゴルフ倶楽部(福岡県)◇6577ヤード・パー72>

国内女子ツアーの下部ツアー、ステップ・アップ・ツアーが開幕する。全16試合のトップバッターは福岡県で行われる。舞台の「ザ・クラシックゴルフ倶楽部」は2020年の「日本女子オープン」が開催された名門コース。その舞台に今年、松田鈴英の姿がある。

松田鈴英が行うパット練習【写真】

2017年のプロテストにトップ合格。その資格を持ってテスト後のレギュラーツアーに参戦。ファイナルQTを上位で通過し、翌年からシード選手となった。飛距離を武器に成績を残したが、同女子オープンが開催された20年から調子を落とし、昨季はシード落ち。今季はステップが主戦場となる。

プロデビュー直後からレギュラーツアーに参戦したため、「人生初です」というステップ出場。「アマチュア時代にも出させていただいたことがないので、すごく雰囲気が違うのを感じます」。

ステップはレギュラーツアーと違い、帯同キャディが認められていない。1組に対して一人のキャディがつくのみ。「帯同キャディさんがいないので、ルーティンとかも変わってきますね」と、まずはツアーの違いに慣れるところから入る。

とはいえ、やることはゴルフに変わりない。「パターで悩んでいて、それがティショットにも影響が出てしまっています」と不調時の原因を探る日々だが、オフからじっくり取り組み、推薦で出場した今季レギュラーの開幕戦では「少しよくなっていました」と日々手ごたえを感じている。

前日にはホテルの部屋でパター練習をし、「少しつかんだので、それが今週結果で出てくれればいいなと思っています」と、練習日にはグリーンでじっくり球を転がす松田の姿があった。今年は寅年で年女の松田。「いい年になったらいいですね」と、前向きに取り組んでいる姿が印象的だ。

「知らない方ばかりです」と、ルーキーや若手が大挙して出場するステップにおいては、すこしだけお姉さん的な存在。「新鮮すぎて、楽しみです」と、17年当時味わえなかった新人の登竜門でもあるステップから、再びレギュラー返り咲きを目指す。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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