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渋野日向子は大乱調に「こんな日ばかり(苦笑)何回やるんや…」と自虐も、切り替えて海外メジャーへ

<JTBCクラシック 最終日◇27日◇アビアラGC(米カリフォルニア州)◇6609ヤード・パー72>

前日の好プレーが一転、苦しい最終日となってしまった。28位タイから上位進出を目指した渋野日向子だったが、1バーディ・7ボギー・1ダブルボギーの「80」とスコアを8つ落としてトータル3オーバーの72位タイで4日間を終えた。

出だしからつまずいた。スタートホールを3パットのボギーとすると、2番ではティショットを左のラフに入れてフェアウェイに出すだけのかたちに。そこから寄せられず決められずと、連続ボギーを喫してしまう。

前日にピン直撃からチップインバーディを奪った3番パー3で、2日連続チップインバーディを奪い「断ち切れたと思ったけど…」と切り替えたが、5番パー5の3打目で「初日にダフったのがよぎってしまいました」と奥にこぼして“寄らず入らず”のボギー。再び流れが傾くと6番、9番とさらに落として折り返す。

悪い流れのまま入った10番パー5ではティショットを左に曲げ、池に入れてボギーとすると、続く11番では1メートルのバーディパットを決められず。13番ではお先のパットを外してダブルボギーと最後まで苦しい状況を脱することができなかった。

「自分のミスが多かった一日でどうしようもなかったですね」と振り返った渋野。『こういうときもある、という感じでしょうか』という質問に「こういうときばかりですね(苦笑)。何回やるんや、という感じですけども」と自虐的に話した。

それでも、すでに次戦の海外メジャーへと前を向いている。「苦しい終わり方でしたが、しっかり切り替えたい」。ホールアウト後には笑顔でファンと触れ合って、力をもらった。そして来週は、今週苦しんだポアナ芝ではないだけに「やっと自分のせいにできる(笑)」とこちらもスパッと諦めがついている。「前回は予選落ち。今回はリベンジできるように」。悪いものをすべて吐き出した、と割り切ってミッションヒルズCCへと向かって行く。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>