<JTBCクラシック 3日目◇26日◇アビアラGC(米カリフォルニア州)◇6609ヤード・パー72>
ムービングデーに「68」と4つ伸ばしてトータル5アンダー・28位タイに浮上した渋野日向子。だが、パー5ではバーディは1つも獲れず。それでも順位を上げられたのは、小技が冴えたからだ。
2番で“寄らず入らず”のボギーが先に来ると、3番パー3では完璧なティショットがピンに当たって跳ね返り、もう少しで手前の池に落ちるかというアンラッキー。わずかな運が残っていたのかラフで止まったが、流れはいいとは言えなかった。
しかし、カップまで6ヤードほどのこのアプローチを直接入れてバウンスバックを決めると流れが一変。この後は12番でも花道からチップインバーディを奪うなど、4つのバーディを奪ってボギーはなし。一気にリーダーボードを駆け上がった。
これまでの2日間はショットが安定していたため、アプローチする機会は多くなかったが、この日は出だしの1番からアプローチばかり。それでも「ショットが乱れてパーオンが少なかったけれど、一番スコアが良い。こういうのもゴルフだな」と今までとは違うスコアメイクにニンマリ。
成長を感じさせたのが16番だ。ワンオンを狙わせるためにティイングエリアが大きく前に出たホールでスプーンを振り抜いたが、当たりが完ぺきとは言えず、グリーン近くのフェアウェイでストップ。ボール位置から見てグリーンは大きく下っていて、ライも左足下がり。決して簡単ではない状況のなか、グリーンエッジでワンクッションさせるとピン奥1.5メートルにピタリ。「58度で開いて打ちました。ちょっと沈んでいたけどめちゃくちゃ良かった」と納得の寄せだった。
2度のチップインに「だったらパターも入れよ(笑)」と自虐気味にオチを付けたが、上位進出には変わりない。今週からシードに関わるポイントも付与されるだけに、この浮上は大きい。「メジャーも控えているし頑張らないと」。来週開催の海外メジャー「シェブロン選手権」に向けてもシードに向けても、どんなゴルフであれ、さらに順位を上げて終わりたい。(文・秋田義和)
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