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畑岡奈紗が逃げ切りV これまでの米ツアー5勝を振り返る

<ウォルマートNWアーカンソー選手権 最終日◇26日◇ピナクルCC(米アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>

畑岡奈紗が首位タイからスタートした米国女子ツアー初優勝大会で、逃げ切り優勝を決めた。これで今季は7月の「マラソンLPGAクラシック」に続く2勝目。米ツアーでは5勝目となった。

2016年のQスクールで14位に入り米ツアー参戦を果たした17年には結果を残せずに再び予選会行き。ここで1位通過を果たし18年の米ツアー参戦権を得ると、その年の6月に本大会で初優勝。このときは最終日に「63」をマークし3日間トータル21アンダーで2位に6打差をつける圧勝劇を演じた。

その年の11月。日本開催の「TOTOジャパンクラシック」では最終日を首位と4打差の3位でスタートすると、首位を走っていたミンジー・リー(オーストラリア)のまさかの失速もあって逆転。米ツアー2勝目を飾った。

そして19年3月、翌週に海外女子メジャーの「ANAインスピレーション」を控えた「キア・クラシック」では決勝ラウンド2日間で13アンダーとスコアを伸ばし続け、2位に3打差をつけ勝利を引き寄せた。

20年はシーズンを連続2位で滑り出したが、その後はコロナ禍によりツアー中断。承知がないまま終わった。そして迎えた21年は不振に見舞われたが、6月には「全米女子オープン」でプレーオフに進出。惜しくも笹生優花に競り負け悔しい思いをしたが、その1カ月後の「マラソンLPGAクラシック」では初日に「61」を記録すると3日間でトータル19アンダー。2位に6打差をつけると、最終日が悪天候のため中止となり4勝目が確定した。

16年の「日本女子オープン」でアマチュアとして最年少大会勝者となり、一躍脚光を浴びてプロ転向。すぐさま米国に渡り戦ってきた畑岡。日本のエースの進撃はこれからも続いていく。

【畑岡奈紗の米ツアー勝利】

・2018年6月 ウォルマートNWアーカンソー選手権

・2018年11月 TOTOジャパンクラシック

・2019年3月 キア・クラシック

・2021年7月 マラソンLPGAクラシック

・2021年9月 ウォルマートNWアーカンソー選手権

<ゴルフ情報ALBA.Net>