<カストロールレディース 最終日◇3日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6420ヤード・パー72>
トータル10アンダーで並んだルーキー同士のプレーオフ。その決着は、2ホール目についた。上野菜々子が、第2打を池に入れてダブルボギー。岩井千怜(ちさと)にとっては、2パットでも優勝という場面だったが「緊張し過ぎて最後は手が震えていました。2パットでも優勝ってわかってはいたけど、それでも緊張していました。うれしいですね。その他は何もないです」と、しびれる時間になった。
2日目を終え単独首位に立っていた姉・明愛(あきえ)との3打差を追ってスタートした。「あきちゃんに追いつこうと思ってスタートして、ハーフのときにも頭に浮かんだ。どうかなと思いつつ回っていました」。前半から3つ伸ばし、途中トップの座についた。しかし上野も伸ばし、最終18番に入った時には1打のビハインドを背負っていた。
「私は守ってしまって伸ばせない。自分を変えないとと思っていた。だから、きょうは攻めようと思ってプレーしました。パッティングも強気でいきました」。そんな思いが、まさに結実した優勝劇だった。17番では7.5メートル、最終18番も6.5メートルのバーディパットをねじ込んだ。こうして最後の最後に、上野をとらえた。
その強気は、優勝がかかったプレーオフでも変わらない。「最終18番とプレーオフの2ホール目の2打目はピンを狙って打てた。自分のなかで1ランク上がったというか、試合のなかで成長できた部分だと思います」。これまでに自分の性格について問われると“慎重”と分析してきた。一方、双子の姉については“いい意味で大雑把”とも。そんな姉をもしのぐような攻撃的な姿勢を貫いた。
「あきちゃんより先に勝てるとは思わなかった。将来は、海外で明愛と2人でプレーできたら最高だなと考えています。ただまずは目の前の試合に集中していきたい」。6月のプロテスト合格からわずか3カ月目で手にした初タイトル。大きな注目を集めるプロ生活で、まずはその実力を証明するような最初の仕事を成し遂げた。
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