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女子ゴルフがきょう開幕! 「回りやすい」?男子からコースに大きな変更点あり

<東京五輪ゴルフ競技(女子) 初日◇4日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇6648ヤード・パー71>

いよいよ、きょう午前7時30分に女子ゴルフが開幕する。第1組の1番手としてティオフする稲見萌寧が、始まりを告げる第一打を放ち、メダルをかけた4日間の戦いがスタート。畑岡奈紗は、午前8時14分から世界ランク1位のネリー・コルダ(米国)、同2位のコ・ジンヨン(韓国)と最注目組でプレーする。男子が果たせなかったメダル獲りへの期待は高まるばかりだ。

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そんななか日本代表の服部道子コーチは、霞ヶ関から日本人メダリストが誕生する可能性について聞かれると、「あります」と力強く答えた。「2人ともいい状態」と、仕上がり具合に太鼓判を押す。

松山英樹がメダル争いを続けた男子と、コース面でこんな変化もある。それがラフ。約7.6センチに設定され、沈んだボールが見えるか、見えないかというラインだったが、女子開幕を前に大幅にカット。普段稲見を指導し、今週はキャディも務める奥嶋誠昭コーチも、「先々週(7月24、25日)に比べて回りやすい」と、その効果は大きい。

男子の時、このラフはかなり手ごわいものだった。例えば松山は銅メダルをかけて戦ったプレーオフ1ホール目で、敗退したが、ここは2打目をグリーン奥のラフに外し、そこからのアプローチが大きくオーバーしボギーを喫した。「クラブの入れ方が難しい」と、そのライによって難易度が大きく変わることは畑岡も話していた部分だったが、それが急激にスッキリしたわけだ。

服部コーチも、「そんなに潜りこまなくなった」とラフについてはやりやすさを話したが、それでもその“密度”には警戒を示す。またグリーンは1週間前に比べ硬くなったという。もともと大きくうねっているという特徴があるだけに、その手ごわさが増した印象だ。「ピンポジションによっては、かなりスコアも変わってくる。フェアウェイヒットが大事なのは変わらない」(服部コーチ)と、ラフを恐れなくてもいい…というわけではない。

多くのゴルフファン同様、服部コーチも男子の戦いを「毎日、テレビにかじりついてみていました」という。その熱気を今度は女子からも届けたい。表彰台を目指す4日間が再び始まる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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