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古江彩佳はパーオン率89%で3位発進! 「2日目も落ち着いてプレーしたい」

<アムンディ エビアン・チャンピオンシップ 22日◇初日◇エビアン・リゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>

大会初出場の古江彩佳が6バーディー・1ボギーの「66」をマーク、首位と1打差の3位と好位置につけた。

勢いをつけたのは大きく打ち下ろす2番パー3。右奧から3メートルのバーディパットはカップをほぼ一周して沈んだ。これで波に乗ると3番パー4は第2打を1メートル、9番パー5は第3打を80センチにつけて前半は3アンダーと伸ばして折り返した。

後半は12番パー4でティショットが惜しくも最後のひと転がりで左バンカーに入り出すだけと、不運のボギーがあったものの、圧巻は15番からの3連続バーディだった。

15番パー5の第3打はグリーンの右からの傾斜をうまく使って50センチにつけると、16番パー3は10メートルを超えるロングパットがカップイン。「難しいのが入ってくれた。ラッキーだった」とキャディと大喜び。331ヤードと距離の短い17番パー4は、木越えとなる第2打をピン奥4メートルにつけると、同伴競技者のユ・ソヨン(韓国)のパットを参考にしっかりと沈めた。

最終18番パー5では惜しくもバーディパットがカップに届かなかったが「ミスショットも少なかった。落ち着いてプレーができた」と堂々の戦いぶりを見せた。

大会は初出場ながら、アマチュア時代にジュニアの大会で同コースは経験している。「ほとんど覚えてない」とはにかんだが、フェアウェイは5度外しながらも、パーオンできなかったのは2度だけ(パーオン率は88.89%)とマネジメント力を発揮した。

メジャーは昨年12月の「全米女子オープン」に続く2度目の挑戦、今季は東京五輪の出場をかけて日本ツアーを戦ってきたが、結果は日本勢3位で選出されなかった。もとより五輪への「プレッシャーはない」と話していたがメジャーでも「緊張はしない」という古江。「2日目もほんとに落ち着いてプレーができたらいいなと思う」とアルプスの山々を背にリラックスした表情だった。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>