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ハワイでゴルフコースが廃業 コロナウイルス・パンデミックの影響

米国ハワイ州オアフ島のコオラウGCが28日に廃業したと、地元紙ホノルルスター・アドバタイザーが伝えている。

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同コースはホノルルから北へ30分、全長7310ヤードの18ホールで、1992年にオープン、米ゴルフマガジンのトップ100コースに選出もされた人気コースだったが、パンデミックの影響は大きかった。

ハワイ州は3月下旬以降、島外から来る観光客には到着後14日間の自主隔離を義務付けてきた。さらに島から島への移動は住民を含めて制限が設けられた。この規制は10月15日以降はウイルス検査で陰性が確認された場合は隔離を免除と、規制が緩められるという。

ハワイ州では4月にゴルフコースがすべてクローズ。5月に入り営業は再開されたが、8月に入り再度ホノルル市長により「ステイ・ホーム」と発令されると一部のコースはクローズとなった。

スティ・ホームのあいだ、ゴルフは人気スポーツ。実際に米国全土ではゴルフは“ブーム”ともいえるようで、パンデミックの最中に外でプレーできるゴルフは人気を集めている。新たなゴルファーも登場しているとし、ナショナルゴルフファウンデーションによると、8月の米国内のラウンド数は前年比で20.6%増で、2020年はコースを閉めた期間があるにも関わらず全体で10%増が見込まれている。

しかしながらその数字がすべてのコースにあてはまるわけではない。ハワイのように観光が大きな資源の場合は、そのダメージは計り知れないようで、残念なニュースとなってしまった。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>