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藤田寛之は“デビュー戦”優勝ならず「同級生のプレーオフに入りたかったな」

<マルハンカップ 太平洋クラブシニア 最終日◇30日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7020ヤード・パー72>

レギュラーツアー18勝、23年連続で賞金シード選手として活躍する藤田寛之だが、シニア初戦での優勝には届かなかった。

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7アンダー・単独首位から出た最終日。前半を終えて2バーディ・1ボギーと1打伸ばすにとどまったが、トップの座を維持。

後ろから追いかけてくるのは篠崎紀夫、塚田好宣ら、1年早くシニアツアーに参戦していた同級生たち。後続が追い上げる中で伸ばしたいところだったが、11番でボギーを叩いて後退。12番では1メートル弱のバーディパットを外して「流れを逃した」と、勝利が遠のいた。

最終ホールをバーディで締めたが、「72」のイーブンパーでフィニッシュ。「自分がいいゴルフをすればいいという思いでしたが、それができなかった。同級生のプレーオフに入りたかったな」と、トータル7アンダー・3位タイで終了。優勝カップは篠崎の手に渡った。

デビュー戦優勝はかなわずとも、シニアツアーに「フジタ」の名を残したのは確かだ。篠崎は「同期の中でもやっぱり群を抜いているし、追いつきたいという気持ちもあった」と、単独首位発進を決めた藤田に火をつけられた。篠崎、塚田によるプレーオフという同級生対決となったことも、その現れかもしれない。

惜敗に終わったシニアツアー初戦。次戦は「シニアオープン」に出場を予定しているが、最年長のシード選手として主戦場はレギュラーと決めている。次週は「フジサンケイクラシック」に参戦。最年長シード選手として、まだまだ若手に負けずに大暴れする算段だ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>