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「熊本の人に4日間姿を見せたい」上田桃子が我慢の予選突破 不運にもめげず値千金の10mバーディ

<AIG女子オープン 2日目◇21日◇ロイヤル・トゥルーンGC(スコットランド)◇6649ヤード・パー71>

「熊本の人に挑戦している姿を見せたい」という理由でコロナ禍のなか、渡英を決意した上田桃子が、2日目に3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーと我慢を見せてトータル8オーバーの52位タイで予選を突破した。

「こんなにタフな状況でゴルフをやったことあるかな」というコンディションでもスコアを作った。「出場を決めてから準備してきたことが今週生きた。そして初日が午前組だったので、終わった後コーチと練習できたのも大きかった」というショットで序盤からチャンスメイク。ボギーを叩きながらもバーディを奪うなど踏ん張る。

もう1つ伸ばしたい状況で迎えた16番パー5では、「手応えのあった」3打目がピンに当たって跳ね返りピンから大きく離れてしまう不運に。それでも、「ショックな気持ちもあったけど、悔しいとか残念というよりは、より集中しないと悔しい思いをする」と気を引き締めた。それが17番パー3で身を結ぶ。ティショットはピン手前10mと決して寄せられなかったが、「パットが思ったところに打てた。集中力から生まれたバーディだと思う」と値千金のバーディ。このバーディで予選突破を確実なものとした。

タフな状況。強い選手とのラウンド…。それらをあと2日間楽しむことができる。「バックナイン大事なのに、この2日間左からの風で苦戦してる。明日はバックナインでスコアを出したい。明日以降もセーフティなマネジメントをしながらパターでスコアを作りたい。熊本の人たちに頑張っている姿をとにかく4日間見せたいのが一番」。明日からも遠く離れた故郷の人たちに粘り強く戦う姿を届ける。

<ゴルフ情報ALBA.Net>