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独創的な練習器具だらけ! PGAティーチングプロアワードの投票が始まる

毎年恒例となっているPGAティーチングプロアワード。PGAのティーチングプロ資格を持つゴルフコーチたちが、自身が考案したゴルフ上達法を「ジャパン・ゴルフ・フェア」の会場でプレゼンし、ギャラリーの投票によってティーチングプロ日本一が決まる。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月の「ジャパン・ゴルフ・フェア」が中止に。そこで今年は、ゴルフ専門インターネットTVの「GOLF Net TV」と「YouTube」による配信を行い、配信番組内の投票でPGAティーチングプロアワードを決定することになった。

最終選考出場者のプレゼンと投票はこちら【動画】

PGAティーチングプロアワードの最終選考に残った坂本博之さん、新熊直樹さん、大山トギさんが考えた練習器具はどれも独創的だ。

坂本さんが考えたのはネームプレートホルダーのネームプレートの代わりにタオルホルダーをくっつけた練習器具。ヒモを首にかけて、タオルホルダーの部分にクラブを装着すると、腕と体の距離を変えないようにスイングすることができる。「スイングのスピードと実際の感覚のギャップを埋められる」と坂本さんはいう。素振りでも軸を感じやすいし、スイングの基礎作りにピッタリだ。

新熊さんが持つのは一見壊れたサングラス。名付けて『姿勢矯正メガネ』。実はこれで視覚を制限して、アドレスの姿勢とスイングの動きを自然に矯正できてしまうのだ。レンズの右側にテープを貼って見えなくすると、左側でボールを見ようとしてインパクトでは自然と頭が残るというわけ。「人間は外部からの情報の8〜9割を視覚から得ているので、その本能を利用しました」と新熊さんは語る。これなら、いくら練習しても直らなかった悪癖が直るかも。

グリップに着目した大山さんが作ったのは、アイアンと分度器と矢印を組み合わせた『グリップファインダー』。なんだか小学校の算数の授業で出てきそう。これを使うことで、自分のグリップがスクエアなのか、ストロングなのか、ウィークなのかを客観的に知ることができる。その上で「ボールの飛び方を見て、グリップファインダーで自分に合うグリップを見つければ、上達スピードが速くなります」(大山さん)。使うだけで練習が楽しくなりそうだ。

3人のうち、2020年のティーチングプロ日本一に輝くのは誰なのか、あなたの1票で決まる。投票期間は5月6日(水)の23:59までとなっている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>