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全米女子OPを控える河本結が好発進 スイング修正でバーディ量産

<パナソニックオープンレディース 初日◇26日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6669ヤード・パー72> 今週月曜日に行われた「全米女子オープン」の日本予選会を通過し、本選の出場権を得た河本結は好調をキープ。7バーディー・2ボギーの「67」をマークし、5アンダー・5位タイと好スタートを切った。7つのバーディーのうち5つは1メートル以内につけたもの。アイアンショットが冴え渡った。

原英莉花とシブコ似のキャディさん【写真】

先週は納得のいくショットが打てず、スイング修正のポイントを意識し続けて回ったのが月曜日の36ホールだった。「クラブが外に上がって、カット軌道でボールが右にしか飛んでいなかった。体の近くで振って、インサイドからクラブを入れることを意識したらバーディチャンスが作れるようになりました」。ツアーに戻っても同じ意識でプレーすると、やはりバーディ量産となった。会心のバーディと振り返ったのはスタートホールの1番パー4。「右ラフから右サイドのピンを狙う状況だったんですけど、奥3メートルにつけました」。OKバーディと表現したくなるような場面もいくつかあったものの、それらではなく、フライヤーを計算した一打をベストショットに挙げた。この日は大会コースレコードが立て続けに更新されるなど、河本の他にも好スコアが続出。「昨年に比べてグリーンが止まるからでしょうね」。コンパクションは昨年の初日が24、今年は23.5とそれほどの違いはない。それでも、正午時点の風速が昨年の3.2m/sから今年は1.5m/sと穏やかなコンディションになったことで、選手の体感は全く違ったものになったようだ。見据えるのは最終日の優勝争い。今年からインとアウトが入れ替えられ、最終ホールはパー3となった。「ボギーが出やすいホールだと思うので、耐えた選手が勝つという展開もあると思います。私もそういう位置でいられるように頑張りたい」。月曜日に36ホールをプレーしたが「スイスイ回れたので良かったです。待って待っての18ホールより楽なぐらい」と疲れは感じていない。米国女子ツアー撤退から3年。やはり3年ぶりの出場となる海外メジャーに向け、ツアー2勝目という成長の証を手にしたい。(文・田中宏治)

<ゴルフ情報ALBA Net>