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久常涼は初のパー3コンテストに「楽しかったけど緊張…」 “彼女”のスーパーショットにパトロン大盛り上がり

<マスターズ 事前情報◇10日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>「楽しかったんですけど緊張する場面ばかりで…。でも、いい練習になりました」。初のマスターズを戦う久常涼は、開幕前日に行われる恒例の『パー3コンテスト』に参加し、充実の笑顔を見せる。

交際中の古川莉月愛さんがナイスショット!【写真】

この日一緒に回ったのは、昨シーズンの米国男子ツアーで年間王者に輝いたビクトル・ホブラン(ノルウェー)と、2021-22シーズンの米ツアー新人王キャメロン・ヤング(米国)。6番ではホブランがホールインワンを達成する“貫禄のプレー”も目の当たりにした。この大盛り上がり直後にティショットの出番を迎えた時は、やはり“打ちづらそう”な表情も。「思いっきり(グリーン)奥にいきました(笑)。あしたからも頑張りたいですね」。そんなできごともあったが、小さいころから憧れてきた舞台で、その恒例行事に参加できたことは大きな誇りとなる。つなぎ姿でキャディを務めたのは、交際中の古川莉月愛(りるあ)さん。21歳の久常と23歳の古川さんの若い2人は、まさに“力を合わせ”ながら歩みを進めていった。古川さんも、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストまでコマを進めるなど、トップアマゴルファーとして知られる存在。今年は米国ツアーで戦う久常のサポートに専念するが、その見事なクラブさばきで会場に詰め掛けたパトロンの歓声を浴びた。3番ではティショットを任され、見事にグリーンオンからパーをセーブ。2度目の出番となった最終9番では、ピン奥1.5メートルにつけるスーパーショットで会場を沸かせた。そんな大活躍のガールフレンドも「うれしかったです」と笑顔が弾ける時間になった。「まさかこんな早く(マスターズに)来ることができるとは、という感じ。また涼くんとここに戻ってこられるように頑張りたいなと思います」。こう古川さんが言うと、すかさず久常も「頑張ります!」と力を込める“ナイスコンビネーション”も見せた。最終的には5アンダーを記録したリッキー・ファウラー(米国)が、今年のパー3コンテストを制し、久常は1オーバーという結果だった。ただスコアだけでは語れない、思い出の1ページをオーガスタでつづることができた。(文・間宮輝憲)

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