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昨年のリベンジへ! 鶴岡果恋が8キロ増でパワーアップ「最終日に崩れないゴルフを」

<ヤマハレディースオープン葛城 事前情報◇27日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6455ヤード・パー72> 昨シーズンからグンと体重を増やした鶴岡果恋がリベンジに燃えている。昨年の今大会では最終日を単独首位で迎えながら「79」と崩れて13位タイ。大幅にパワーアップした今年は最後まで全速力で駆け抜ける。

風に揺れるフレアスカート【写真】

鶴岡がこのオフに取り組んできたのはパワーアップ。食事の量を増やし、例年は「あまりガツガツはやらない」というウエートトレーニングも週に3回、練習メニューに組み込んできた。「きついのは超苦手なので、嫌々ですけど(笑)」。見た目が大きく変わった印象は受けないが、昨シーズンの終盤からは8キロ増。「薄い当たりでもバラつきなく飛距離が出ます」とトレーニングの成果はプレーにも現れている。 昨年の今大会では3日目に7バーディを量産して抜け出したものの、最終日はひとつもバーディを奪えず、ズルズルとスコアを落とした。「初日の緊張と最終日の緊張があると思うのですけど、これが全く別物で最終日になるとクラブがしっかり振れなくなる。昨年は1Wが全然振れなくて、ティショットが曲がって崩れてしまいました」。その後も何度か初優勝のチャンスは何度かあったが、いずれも最終日に苦しんだ。 優勝争いの最終日も自信を持ってしっかり振ることが課題。「経験を重ねるしかないですね」とまだ最終日対策の明確な答えには辿り着いていないが、繰り返してきた悔しいラウンドの1つ1つが、初優勝への糧となることを信じている。 「グリーンが合っていると思います」と好相性の今大会に向けて、調子は上向き。重圧がかかる場面でなければ、しっかりクラブが振れる状態だ。今季から新たにブリヂストンと契約。クラブを一新したことで、開幕直後は距離感や弾道の高さの違いに戸惑いもあったが「2週前に『65』が出たのをきっかけに自信を持って振れるようになりました。先週は昨年の感覚に似たいいゴルフが出来たと思います」。直近の2試合はともに38位タイだったが、成績以上に内容に手ごたえありだ。 「今年は最終日に崩れないゴルフがしたいです」とテーマは明確。緊張感のある最終日を迎えるべく、まずは初日からしっかりクラブを振り抜いていく。(文・田中宏治)

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