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鈴木愛は”大逃げ”予感 完全Vへ「ショット、パットともに完璧」

<明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 3日目◇9日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6273ヤード・パー72>単独首位からでた鈴木愛が、さらに強さを発揮。6バーディ・1ボギー「67」で回り、トータル14アンダーまで伸ばし2位との差を4打まで引き離した。

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徳島県出身の鈴木はかつて「アップダウンがあって、狭いほうがいい」と話していた。海が近く風が独特で、アップダウンが激しい四国特有のコースは大得意。さらに2019年の同大会優勝をはじめ、土佐CCとの相性はいい。それに加え、オフには下半身の強化に取り組み、「去年のこの試合と比べて、疲れ具合が全然違う」と体の仕上がりも万全ともなれば、おのずと今大会での”強さ”の理由が見えてくる。それでも今大会は連日、強い風が吹き荒れる難コンディション。「この風の中、正直ここまでいけるとは思っていなかった」と想像以上のプレーだったことを明かした。3日目はスタートの1番でバーディを先行させると、続く2番でもバーディ。7番でも一つ伸ばし後半に入ると、11番からも連続バーディを決め、16番でもバーディパットを沈めた。最終ホールでボギーを喫したものの、初日から守り抜いている首位の座を危なげなく守り切った。4打差のマージンをもって最終日を迎えるが「5打差あったのが、最後4打差になった。最後のボギーがちょっとカッコ悪かったな」とナイスラウンドも最終18番のボギーを悔やんだ。ただ「ショット、パットともに完璧」と最終日も”大逃げ”する予感が漂う。「あまり周りを気にせず自分のゴルフができているので、あすもこのゴルフを続けるだけ」。得意の土佐CCにオフの成果。勝てる要素がそろった鈴木が、完全Vへ自信をのぞかせた。(文・齊藤啓介)

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