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車で東京から高知入り 菅沼菜々は過去”全敗”の初戦に「怖がらずに振り切っていきたい」

<明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 事前情報◇6日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6273ヤード・パー72>特定の状況で強い恐怖や不安を感じる『広場恐怖症』の菅沼菜々は飛行機などの交通機関を利用できず、車で移動できる大会にしか出場していない。国内女子ツアー開幕戦の地は沖縄ということもあり出場を断念。「12時間くらいですかね。自宅から兵庫に1回泊まってここに来ました」と都内の自宅から高知まで車でやってきた。

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「みんなが試合してる中、土曜日に移動し始めた。移動中に試合を見て、やっぱり悔しい気持ちはある」。開幕戦に出場できないもどかしさを感じながら高知入りした。その悔しさをすぐにでも晴らしたいところではあるが、 舞台となる土佐CCは菅沼にとって鬼門。「ここは1回も予選が通ってない試合で、全敗だったので印象は良くないです」と、2019年から出場し4大会連続で予選落ちの苦手コース。「いつもダメなので、予選を通って上位で争えるように頑張りたい」と目標は少しばかり控えめ。それでも「怖がらずに振り切っていきたい」と同コースへのリベンジに燃えている。オフは「100ヤード以内であったり、去年はスイングが大分崩れてしまったのでスイングを直すことに必死で、細かい調整は1月末から2月末までやった」とショートゲームに加え、トップ10入りが15回あった一昨年のスイングに戻すことに専念。理想のスイングへ調整を重ねた成果を、今大会から発揮したいところだ。今季の目標は年間女王はもちろんのこと、「本当にメジャー優勝をしたい」と力強く口にする。ただ、「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権」が沖縄開催のため、「今年はメジャー大会が1試合出れないので」と唇を噛んだ。車でしか移動できないという制限の中、菅沼の戦いが今年も始まる。(文・齊藤啓介)

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