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森田理香子がツアー休養期間で得た懐かしの“感覚”「あ、昔あったな」

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇27日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6595ヤード・パー72>6年ぶりに国内女子ツアーの舞台に帰ってきた森田理香子。指定練習日の会場では多くの取材陣や関係者らが「おかえりさない」とあたたかく出迎えられた。

産休明けの宮里美香とスマイル2ショット【写真】

休養し始めた1年は「本当にゴルフが嫌いで」とクラブを握らない日々が続いた。しかし、いくらゴルフを封じ込んでも頭の片隅に「ゴルフがあった」という。次第にゴルフ関連の仕事でクラブを握らないといけないときがあり、「練習しなきゃいけないなみたいなことも思いつつ、ちょこちょこやっていました」とゴルフから完全に離れることはなかった。森田は昨年、プロテスト合格を目指す満25歳の女子ゴルファーが集う「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」の解説も務めた。「レギュラーツアーとかもそうですが、プロを目指す手前の子たちを見たり、若い子たちを見ると、やっぱ目がすごくキラキラしていて、 すごく楽しそうにやっていることが多かったので、なんかいいなって」と気持ちを揺さぶられた。「あ、こういう感覚、私昔あったな」と自身が目標にむかってひたすら挑んでいた時代を思い出した。そんなときに有村智恵が企画する30歳以上の女子プロゴルファーによるワンデートーナメント「Lady Go Cup」に「出てみない」と声がかかった。「どうしようかなって思ったんですけど…」と悩んだが、同級生の宮里美香とともに出場するということもあり、久しぶりに実戦へ復帰した。そこからは練習やトレーニングも「自分の好みのものに全部変えて」ゴルフ練習に励んだという。プロアマでは一緒に回るお客さんが森田の戦っている姿を「(もう一度)見てみたいという声がすごく多くて、そういう声を毎回のように聞くことが多くて」と待ちわびたファンの声が森田の胸に刺さった。そして「私もう一回やってみようかな」という気持ちと「ゴルフをするという気力も出てきた」ことが今回の復活につながった。終始、森田の表情には笑顔があふれた。6年ぶりの勇姿を心待ちにしていたファンにとって、今年の国内女子開幕戦は特別な大会になるにちがいない。(文・高木彩音)

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