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予選通過が絶望的な石川遼は米ツアー復帰叶わず「今週もいい勉強になりました」

<ワールドワイド・テクノロジー選手権 2日目◇3日◇エル・カルドナル at ディアマンテ(メキシコ)◇7452ヤード・パー72> 2週前の日本開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」で4位タイに入り、今大会の出場権をつかんだ石川遼。初日を1アンダーで終えた石川は、2バーディ・ノーボギーの「70」。トータル3アンダー・暫定86位で2日目を終えた。現在予選通過ラインは、5アンダー・57位タイのため、決勝ラウンド進出は絶望的な状況だ。

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開幕前日から体調不良を訴えていたが、この日はその影響はなかったようで、「全体的には全然ゴルフの内容は悪くない。ティショットが両サイドにハザードというかブッシュがあるホールがあって、そこに対しての対応というか、なかなか両方のミスを消すのは難しくて、ティショットでかなり苦労したないうのがありますね」とこの日のラウンドを振り返った。 今大会で単独2位に入れば、来季のPGAツアーのシード権。単独10位に入れば最終予選会への出場の望みがあったが、それが絶たれてしまった。「僕はPGAツアーに行きたいって思えば結果がついてくるっていう世界ではない。やっぱり今回もチャンスを得ることができたので来たっていう感じですし、割と自分の中では欲というか、そこは特にはなくて。それよりもやはりここのレベル感であったりとか、自分の現在地だったりっていうところを知れる機会があれば正直、どこでも行きたいなっていう気持ちで来たので」と現状について冷静に話した。 石川はこの後帰国し、来週は昨年を含め3勝を挙げ、ホストを務める「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡県・太平洋クラブ御殿場コース)に出場予定だ。「本当にここ1ヶ月くらいで得た自分の反省点だったりとか、材料とか残りの1ヶ月でいい感じで発揮したい。最終的には、将来PGAツアーでプレーをしたいというか、ずっとここで長くプレーできる力をつけたいなと思っているので、そういう意味ではすごく今週もいい勉強になりました」と話しメキシコをあとにする。

<ゴルフ情報ALBA Net>