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現状は『NO』 オーガスタ、R&AはLIV上位選手にメジャー資格を付与せず

「マスターズ」を主催するオーガスタ・ナショナルGCのフレッド・リドリー会長、「全英オープン」を主催するR&Aのマーチン・スランバース会長が「アジアパシフィック・アマチュア選手権」(オーストラリア・メルボルン)の会場で揃って対応。2024年の出場資格について「時期尚早」としながらも、「大きな変更の予定はない」と話した。

デシャンボーがパー5ワンオン狙いで大騒ぎ!

2年目のシーズンを終えたサウジアラビアの政府系ファンドが支援する「LIVゴルフ」の話題が尽きないなか、先日には世界ランキングポイントの獲得が却下。すると、今シーズン個人戦を4位で終えたブライソン・デシャンボーやフィル・ミケルソン(ともに米国)らが「(LIVゴルフの)リーグ上位選手は翌年のメジャー出場資格を獲得するべき」と提唱し、英テレグラフ紙は「LIVゴルフはメジャーを主催する団体と話しあっている」と報じていた。PGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーと来季から統合が予定されているが、LIVゴルフを全面的にバックアップするPIFのヤシル・アルルマヤン会長は10月上旬、セントアンドリュースで開催された欧州ツアーのプロアマ戦に出場。スランバース会長とプレーする姿が確認された。だが、「メディアから出ている憶測は完全な的外れ。LIVゴルフと全英オープンの出場権、世界ランキングポイント獲得について誰とも話していない」と、交渉を否定した。その一方で、「全英オープンは『オープン競技』であることが非常に重要。予選会から出場権を得た選手はどのツアーの選手も参戦できる」とし、正式な出場資格は24年初旬に発表される。またリドリー会長も「資格がある選手はどのリーグからも出場できる。世界のトップが集まる招待選手については、必要な時期に応じて随時変更をする」と付け加えた。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA Net>