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満面の笑みで2勝目を飾った“自称“アイドル・菅沼菜々 次の目標はメジャーV

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇22日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>涙の初優勝からおよそ、2カ月。2勝目を挙げた菅沼菜々の目には涙はなく、“満面の笑顔“があった。

菅沼菜々 キャディと歓喜のハグ!【写真】

単独の首位から出た菅沼は、2番でティショットを右の深いラフに入れ早速のピンチ。「もうチョロしそうだなっていうラフだった」と話す菅沼だが、56度のウェッジで放った球は、ピンまでおよそ2メートルにつけ、見事パーセーブに成功した。同じ最終組で回った山下美夢有や尾関彩美悠が速いグリーン(13フィート)に苦戦し、スコアを伸ばせない中、「速いグリーンは自分のタッチに合っていたので、パッティングが凄く決まってくれた」と話した菅沼は、順調にゲームを進め、優勝を手繰り寄せた。さらに、今週から導入した新ドライバーも優勝に一役を買ったようで、「スピン量も多すぎず少なすぎずで、初速が速い感じなので、飛距離も出ますし、安定感がすごいあったなって感じですね。今までこんなに曲がらなかったことがないかもしれないというぐらい自分の持ち球をしっかりイメージしたまま打てたので、本当に今週変えてよかったなと思います」とドライバー、アイアン、パッティングのすべてがかみ合い2勝目をつかんだ。そして、今大会で『スマイル・キャンディ』の愛称で日本の多くのファンに愛されたイ・ボミ(韓国)が日本ツアーから引退。ジュニア時代から“憧れの存在”だったボミから祝福を受けた菅沼は、「こういう機会に優勝できてうれしいですし、ボミさんが引退された後も“笑顔”でJLPGAツアーを盛り上げられるように頑張りたいです」とボミの思いを引き継いでいく。菅沼と言えば、8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で初優勝した際には、自称"アイドル風ゴルファー"として頑張ると宣言していた。好きなアイドルは乃木坂46だが、「乃木坂さんのように清楚というよりは“キャピキャピ系“でやってます。いつもキャピキャピしているので、明るく元気なところを見てほしいです」と自分自身が目指す“アイドル像“は固まっているようだ。これで、4日間の今大会を制し、ツアー2勝目を挙げた。今後の目標は、「4日間の間で、良いスコアで常に回るのはすごい難しいですし、72ホールあるといろんなことがあると思うんですけど、次は“メジャー大会“優勝を目標に一生懸命頑張りたい」と話した菅沼。自称"アイドル風ゴルファー"はさらなる高みを目指す。(文・神吉孝昌)

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