このエントリーをはてなブックマークに追加

サプライズセレモニーにイ・ボミが感涙「本当に大好きな大会で…言葉が見つかりません」

<アース・モンダミンカップ 2日目◇23 日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6650 ヤード・パー72> 今季限りで日本ツアーから引退するイ・ボミ(韓国)は、関東ラストマッチとなった今大会で残念ながら予選落ち。ホールアウト後には、彼女の同大会での功績を称えて、主催するアース製薬株式会社によるサプライズ引退セレモニーが行われた。

オフショットも満載! イ・ボミの軌跡を写真で振り返る

2015年大会では、トータル14アンダーで李知姫(韓国)とのプレーオフを制して優勝。翌16年にはトータル20アンダーで連覇を達成。大会2勝を挙げているのはボミだけしかいない。その15年と16年には2年連続賞金女王に輝き、国内女子ツアー通算21勝は歴代15番目の勝利数となる。 18ホールを終えたボミは、何も聞かされずに100名を超える参加者が待つ引退セレモニー会場へと移動。会場で待っている大勢の姿が目に入ると、驚き、そして目に涙を浮かべた。 セレモニーでは、アース製薬株式会社の大塚達也会長から「大会を盛り上げてくれてありがとう」と労いの言葉がかけられ、川端克宜社長からは、優勝時のボミの写真と緑色のトロフィーの記念品が贈られた。その後、参加者全員での記念撮影となった。 「すごく感動しました。私にとって大切な大会なので。本当に大好きな大会で、こういうことをしてもらって嬉しいです。もっと感謝を伝えたいのに、言葉が見つかりません」と、感謝の気持ちで胸がいっぱいになっていた。 セレモニーの参加者がボミへのメッセージの入ったお揃いのTシャツを身に付けていたことについては、「『笑顔をありがとう』と韓国語で書いてあって感動しました」と笑顔を見せる。ただ、「予選を通過して恩返ししたかった」と、残念そうな表情とともに本音が漏れた。 ボミの通訳を務めるイ・チェヨンさんは「ラウンド中からたくさんのギャラリーが応援してくれて本当にありがたかったです」と、感慨深い表情で話していた。 ボミは今後について「次戦まで時間が空くので、一度韓国に戻り、旅行をしてリフレッシュする予定です。今日のいい感覚を体になじませるために、もちろん練習もします」と話す。 ボミは残り2試合に出場予定。次戦は、静岡県で行われる「スタンレーレディスホンダ」(10月6〜8日)。そして国内最終戦は、ボミの所属する延田グループの主催する「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(10月19〜22日)となっている。「残り2試合は、いいプレーを、私らしいプレーをしたいです。もう少しだけ応援お願いします」とキャンディ・スマイルを浮かべた。(文・杉本夏希)

<ゴルフ情報ALBA Net>