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「スキーップ!」 マスターズ練習日に一番盛り上がる16番パー3 松山英樹と比嘉一貴は水切りショットに挑むも…

<マスターズ 事前情報◇5日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>練習日から信じられない数のパトロンたちが会場に訪れている「マスターズ」。初出場の比嘉一貴も「こんなにいると思っていなかった」と驚くほど。本番前の練習日にもかかわらず、試合のような大きな歓声が上がるのが16番パー3。選手たちがティショットを打って寄れば沸き、さらにグリーンに向かおうとすると必ずパトロンたちが「スキーップ!」と叫ぶのだ。

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比嘉は月曜日にアウト9ホール、火曜日に松山とともにアウト9ホール、その後、1人でイン9ホールを練習ラウンド。それに対して松山は、月曜日は練習場の調整のみで、火曜日は比嘉とともにアウト9ホールを回った。そして、開幕を翌日に控えた水曜日は、2人でインの9ホールの練習ラウンドを行った。16番パー3では、松山も比嘉もピンに絡めるショットを放ち、ティ付近ののスタンドやグリーン周りに詰めかけているパトロンたちの大歓声を浴びる。そして、お決まりの「スキーップ!」コールが始まった。16番はティからグリーンまでは大きな池があり、選手たちは練習日にスキップショット、つまり、池の上を低い球でスキップさせてグリーンに乗せる水切りショットに挑むのが定番なのだ。火曜日は失敗に終わっている比嘉。「イメージはできています」とリベンジしたいところだったが失敗。何回かボールが池の上を飛び跳ねたものの、グリーンまでは届かず池の中に消えてしまった。松山も同様に失敗。比嘉は再び挑むも成功とはならなかった。月曜日から多くのパトロンたちがつめかけているが、水曜日は天気が良かったこともあって、さらに数が増えた印象。本番になればもっと多くのパトロンたちが来ることが予想される。この日は、2人ともハーフで練習ラウンドを終了。比嘉はパッティンググリーンに直行して調整に努めた。「試合前からこのなかでできたのは本当に良かった。そういう意味ではいい準備ができたと思います」と語っていた。水切りショットは失敗したが、まもなく始まる本番で、持ち前のショット力を見せつけ、パトロンたちを沸かせたい。(文・下村耕平)

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