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モンティがタイガーに引導?「全英を終えて、引退するべきだった」

モンティこと、コリン・モンゴメリー(スコットランド)のコメントが物議を醸している。

英国のポッドキャスト、「ザ・バンカード・ポッドキャスト」が12日に公表され、59歳のモンティが「タイガーは今後PGAツアーで勝つことはないだろう」とし、「今年、セントアンドリュースで開催された全英オープンで引退するべきだった」と語った。

「あれが一番いいタイミングだった」とモンティ。自身はメジャー未勝利で5度の2位、2005年のセントアンドリュース・オールドコースでの「全英オープン」はトータル14アンダーでタイガーが勝利し、モンティは5打差の2位だった。

「(スウィルカン)ブリッジの上に立って、手を振る。こんなに輝かしい道はない。TVカメラに囲まれて、きっとタイガーの目には涙が光っているだろう。私自身もその道を通ったが、タイガーの歩く道は誰にも負けない。そうすれば本当に素晴らしい花道になっただろう」とモンティ。

さらに、「なぜ(プレーを)続けるのか? 勝つためになら、おそらくそれを成し遂げられるのは、ほんの少しの選手だろう」と今後、タイガーがツアー競技で勝つことはないとした。

メジャー15勝のタイガーは、オールドコースでの全英オープンを2度勝利。しかし昨年2月の自動車事故で痛めた右足で戦った今年7月は予選通過に9打及ばなかった。

「こんなことを言うときっと『モンティ、おかしいだろ』という人もいるかもしれない。もちろんタイガーは素晴らしい選手だ。しかしタイガーが普通の戦いをする必要はない。これまでならタイガーに勝てる選手は2人くらいだったが、もう22人がタイガーに勝つことができる。もちろんタイガーには勝ってほしい。それはゴルフにとって素晴らしいことだから。しかし、それが起こるとは思えない」と言葉を続けた。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>