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「ザ・マッチ」はJT&スピースが勝利! タイガー組はバーディ発進も勢い乗れず

現地時間10日の午後6時(日本時間11日・午前8時)からナイター照明の下、米フロリダ州ベレエアのペリカンGCで開幕した第7回「ザ・マッチ」。タイガー・ウッズ(米国)は世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)をパートナーに、若手の雄、JTことジャスティン・トーマスとジョーダン・スピース(ともに米国)を相手に12ホールのマッチプレーを戦った。

フォーマットは4人がそれぞれのボールをプレーしていい方のスコアを採用するベストボール方式。「思ったショットは打てるが、とにかく歩けない」というウッズは、赤×黒のヘッドライトのついたカートで万全の体勢で臨んだ。

1番パー4はJTとウッズがセカンドショットをしっかりとピンにつけてバーディ発進。ホールを分けてスタートしたが、その後JTが勢いに乗った。

2番はJTが10メートル以上のパットを沈めてバーディを奪うと、ニアピン賞がかかった3番パー3はスピースが約4.5メートルにつけてバーディを奪取し、JT・スピース組が2アップ。

選択した1本のクラブでプレーする4番ホールは、5番ウッドでプレーしたJTがミラクルパーを決めて、JT・スピース組が4ホールを終えて3アップと大きくリードした。

その後もJT・スピース組がゲームを支配。7番ではマキロイがようやくバーディを奪い、タイガー・マキロイ組は2ダウンと盛り返したが、反撃はそこまで。8番パー3で再び3アップに差を広げられると、10番はティショットを曲げたスピースが、松葉の上から7.5メートルにオン。最後はスピースがパットを沈め、2ホールを残して3&2でタイガー・マキロイ組を下した。

「タイガー、ローリー。こんな僕たちにどうやって負けたんだ!?(笑)」とJTとスピースはそろってコメント。

同大会から260万5000ドル(約3億5000万円)のチャリティー基金が、フロリダ州を襲ったハリケーン「イアン」の被害者へと届けられる。(文・武川玲子=米国在住)

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