このエントリーをはてなブックマークに追加

タイガー・ウッズが参戦! あすはいよいよ「ザ・マッチ」開催

あすの米国東海岸時間午後6時(日本時間11日・午前8時)に、米フロリダ州ベレエアのペリカンGCで第7回「ザ・マッチ」が開催される。

タイガー・ウッズ(米国)は世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)をパートナーに、ジャスティン・トーマス、ジョーダン・スピース(ともに米国)組と夜間照明の下で12ホールのエキシビションマッチを行う。フォーマットはそれぞれが自身のボールをプレーする“ベストボール”で、各ホールのベストスコアがチームスコアとなる。

またチャレンジホールが設定され、勝者は75万ドル(約1億円)を獲得。それぞれの選択したチャリティー基金に寄与される。

過去6度開催されたザ・マッチ。その歴史は2018年に始まった。第1回はネバダ州ラスベガスでタイガー・ウッズとフィル・ミケルソン(米国)が激突。同大会は有料TVの“ペーパービュー”での視聴が注目を集めたが、開幕直後に無料開放されゴルフファンを喜ばせた。以来、チャリティーイベントとして開催されている。

最も人気の高かった対決は2020年5月、世界がコロナ禍でゴルフツアーの中止が続く中、フロリダ州のメダリストGCで再び実現したタイガーVSミケルソンの戦い。ともにNFLのスーパースターをパートナーとし、ペイトン・マニング(米国)と組んだウッズがトム・ブレイディ(米国)とミケルソン組を1アップで下した。同大会は2000万ドル(約28億円)以上を世界のコロナ救済のために寄付した。

同年夏にブレイディがアーロン・ロジャース(米国)と組み、ジョシュ・アレン&パトリック・マホームズ(ともに米国)を相手にしたNFLスーパースター対決が2番人気。こちらも高視聴率を納めたから、アメリカンフットボールの人気は根強い。

21年11月には不仲説の強かったブルックス・ケプカVSブライソン・デシャンボー(ともに米国)がラスベガスのウインGCで対決。ケプカが5&3で圧勝した。

元々ウッズと不仲説のあったミケルソンが対決し、賞金900万ドル(約13億円)を獲得することで始まったザ・マッチ。出場3度目となるウッズは、今年7月の「全英オープン」以来の公でのプレーとなる。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>