このエントリーをはてなブックマークに追加

渋野日向子は「情けないスタート」からのナイスカムバックも ファンには「下を向いて申し訳ない」

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目◇25日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6487ヤード・パー72>

初日を3アンダー・10位タイでスタート終えた渋野日向子の2日目は、苦しい立ち上がりになった。6番までに3ボギー。しかし、そこから3つのバーディを奪い、アンダーパーで踏みとどまった。トータル3アンダー・17位タイで週末を迎える。

地元の名産品・マスカットを豪快にパクリ【ライブフォト】

「情けないスタート。そこからズルズルひきずって悔しい」と、ピン手前15メートルから3パットのボギーで始まった1番などの序盤を振り返る。その“ズルズル”は、バンカーから寄らず入らずのボギーを叩いた3番、さらに2メートルのパーパットを外した6番と続いていった。だがイーブンパーまでスコアを落とし、目が覚めた。

続く7番で3メートルを沈め初バーディ。「ここで獲れたのは大きかった」と、転機を迎えた。9番パー5でイーグルトライからのバーディを奪うと、「ここで切り替えられた」。そして10番で3メートルを決める連続バーディで再び3アンダーに戻した。

「獲り返せてよかった。そこからもチャンスにつけられた。ただそれを外したけど。途中までショットが残念でパターが入った。ショットがよくなったら、パットが入らず」。最後までカチッとはかみ合わなかったが、イーブンパーとオーバーパーでの上がりでは、気持ちも大きく異なる。18番では2メートルのシビアなパットを決めてパーセーブ。「バランスはよくなかった」というが、なんとか切り抜けた一日だった。

「いいプレーができずに下を向いて申し訳ない気持ちは大きい。そのなかでたくさん応援してくれて7番のバーディが獲れた。後半はいいところが見せられずに残念。最後までついてくれたことに感謝したい」。平日にもかかわらず集まった宮崎のギャラリーにはこんな思いを抱いた。「落としはせんかったけど伸ばしたかった。修正ポイントは多い。トップと差は開いたけど、いけるところまで行きたい」。今季最終戦も残り2日。宮崎、そして日本各地で応援するファンを盛り上げるプレーを誓う。

<ゴルフ情報ALBA.Net>